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2011年05月31日

「マイ・バック・ページ」

キネ旬などでよく名前を目にする川本三郎氏が元雑誌記者であったことはうっすら知っていたし、団塊世代(=全共闘世代)であることも勿論知っていました・・が、「マイ・バック・ページ」という原作本の存在は知らなかったなあ;;
物語は69・70・71年を、稀代の演技派妻夫木×マツケンで描いた話題作にして佳作(個人的には十二分に手応えありの作品だったと思う)で、未曾有の事態の起こる以前からずっと閉塞感に苛まれ続けていた近年の日本人にとって、こんなに熱くも濃密な時間があったこと自体が刺激的で一喝を喰らわされたような感覚に陥りました。
理想を掲げた彼らの勝算はどこにあったのか、挫折を乗り越え(あるいは通り過ぎた)その世代の人たちには、今敢えて映画となったこの頃がどう映るのか・・
微妙にリアルタイムから外れている私にも、語る者・巻かれる者・友情と団結を混同する者、共感未満の心持ちで一気に見ることができた一本です。服装、髪型、音楽、家具や建物・・その時代を懐かしく感じることができるのは、世代よりもむしろ日本人の普遍的なメンタリティーにあるのかも。ボブ・ディランのカバー、真心ブラザーズと奥田民生の歌う「My back page」や、ピンキラの「恋の季節」平山ミキの「真夏の出来事」が、グッと耳に刺さります。・・なんて、やっぱり私もちょっと余韻を引きずった時代の人間だってことの証明かも。

posted by 勝手にシネマニア at 15:45 | Comment(0) | 今日子のシネマ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

大阪芸大、恐るべし。

「マイ・バック・ページ」は実に深い作家性がある渾身の1本。くわしくはまた改めて・・。で、監督の山下敦弘と脚本の向井康介は大阪芸大の出身。実は大阪芸大の映像学科は最近、豊かな才能を送り出しています。「川のなかからこんにちは」の石井裕也、そして香川にもおなじみ「青空ポンチ」のアサオヨシノリ監督もここの講師。またまた大森一樹監督は映像学科の学科長。映像というなかなか世に認められにくい分野ながら、日本映画界を担う人材を輩出しているというのは実に素晴らしいです。山下敦弘監督は「天然コケッコー」「松ヶ根乱射事件」「リンダリンダリンダ」とハズレなしの監督!ぜひ今回もご覧下さい!(帰来)

posted by 勝手にシネマニア at 23:55 | お楽しみはこれもだ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もしドラ

一応、略しましたのでご容赦ください!で、去年の大ベストセラーの映画化がついに公開になります。主演はAK48の前田敦子。実はこの原作本のプロデュースが秋元康であり、著者の岩崎夏海は秋元の弟子。時代を読む能力は素晴らしい。で、映画は決して浮ついたものではなく、堅実な高校野球映画として実に好感が持てる出来になりました。試合シーンもアングル、構成等に工夫を凝らして、熱血感覚になりますよ!大泉洋という大人が脇を固める安心感もあり、まずはブームを堪能してじっくりとご覧下さいませ。(帰来)

posted by 勝手にシネマニア at 23:55 | ニュー・シネマ・パラダイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする