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2015年05月28日

【「あん」エフエム香川映画試写会にて】

これまでも、河瀬直美監督作品はよく見せてもらっている。
どれもが人の性、情、“生きる”中で関わる森羅万象を、てらいのない視点で描く作品ばかりで、時に暗かったり難解だったり・・そういう感想を言う方がいるのも事実。
でも、ずっと見続けていると、河瀬流のブレない視点に納得し、時にその鋭さや痛みが快感になってくるから不思議だ。

さて、そんな一方的な“河瀬監督ファン”を名乗る私にとっても楽しみにしていた今作「あん」。
第一印象は、とてもスムースに見易くも語り易い作品でもあった。
もちろん、テーマは“甘い”ものではなく出てくる誰もが苦悩を抱えている哀しい映画でもあったのだけれど、まるで役のひとつひとつに命が吹き込まれたような俳優陣の名演によって、圧倒されるようなリアリティ−にノックアウトされたのだ。

樹木希林さんの熱演も言うまでもないことだが、永瀬正敏さんの素晴らしいことと言ったら!
加えて、内田伽羅の“演技以前”に醸す不思議な空気感とも相まって、辛い・痛いはずの映画が、不思議なまでに優しく心を癒してくれたのが驚きだった。
放送でどう皆さんに薦めたらいいのか難しけれど、間違いなく言いたい。
「多くは語れないけど、ぜひ見てください!」



posted by 勝手にシネマニア at 17:12 | Comment(0) | 今日子のシネマ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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