2012年2月08日
もう10年以上になる大ヒットゲームが元ネタだって・・
まったく知りませんでした;の新感覚の“法廷”エンタテイメント。
実写化にあたっては、徹底的に劇画のビジュアルに
こだわったというだけあって、髪型・髭・衣装の懲り方は
ナルホド~のユニークさです。
上映時間2時間18分・・「長くない?」
いえいえ、その心配は無用。
コメディーのトーンもテンポも失速することなく、最後まで
きっちり楽しめる娯楽作としてお薦めです。
個人的なポイントは、成宮君(大好き!)や桐谷美玲ちゃんら
チャーミングなキャスティングと、時々はっちゃけてくれる
三池監督の料理の仕方。
まずは、自ら過去のシリーズ、全部制覇することからかかった
・・って、この辺の茶目っ気が好きだなあ ![]()
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2012年1月16日
・・とは、モグラ科の動物らしい
陽の当たらない地下・地中・或いは何処かで
淡々と・悶々と・のうのうと生きる小動物。
主人公スミダのメタファーか、弱者全体を意味するのか。
ヴェネチア映画祭最優秀新人俳優賞染谷将太&二階堂ふみは
受賞も納得の存在感と若さと体当たり演技で、見る者を圧倒する。
重くやり場のない物語でありながら、テンポと脇のエピソードの
緩急が効いた見易いエンターテイメント作。
県下ではワーナー宇多津のみの公開ですが、急ぎ見に行ってほしい
Mrs.マニアもお薦めの一作です。
2012年1月09日
新進女流監督、砂田麻美さんの「エンディング・ノート」を見た。
ガン宣告を受け余命いくばくもない父知昭氏の最後を、監督自らが撮り上げたドキュメンタリー。
既に話題にもなっていたので見たかった作品だが、正直重く辛い映画なのでは?とちょっと構えて見に行ったのだが・・。
果たして作品は、家族というごく身近な存在で客観的な映像が撮れるハズもないだろう・・とタカをくくっていた私の懸念を違った意味で一掃してくれた、“愛とユーモアに満ちた”葬送のエンターテイメントであった。
驚くべきは、当事者として関わる家族全員のスタンスとトーン。
「ああ、この家にしてこの作品が生み出さたのだ。」と自然に納得させられるような、節度と誇りとリベラルな感覚の見え隠れする作品だったことに、ちょっぴりうらやましさも感じたり^^;とにもかくにも“後味のいい”映画だった。
それにしても故・砂田氏の書き綴っていた項目、遺族のためには必要なことばかりなのにビックリ。考えさせられますねエ。
2011年11月10日
ラッセル・クロウの“苦労”(受難)物語。
妻の無実をどこまでも信じて、“ありえネエ~”逃亡劇を企てる男という設定には、目新しさも感じられないが、明晰な頭脳と完全無欠ではない風貌(少々タルんだお腹に無精ヒゲ)にはギリギリのヒーロー役は似合うと思う。結果、最後まで緊張感も維持でき飽きることなく見進められたのです^^/
一番の見所は、ネタバレを避けて言うならば、最後まで「?」の残る妻の真実・・でしょうか。3デイズ・・ならぬ3Weeksくらいの上映になるかもしれないので早めに見に行きましょう!
2011年11月02日
タイムトリップで過去の事件の真相を究明うするだけのために
行き来する主人公。
主人公は名前も顔も違うどちらなのか、どちらがリアルかバーチャルか
関わった人間と真実を明かすことができた時、誰が生きて誰が死んでいるのか
前半かなりグイグイ引きこまれ、後半“カレ”の正体(いや状態と言った方が妥当?)がわかってからは、少しご都合主義的な展開を否めない。・・それでも、私はこの映画のテイスト(悲劇・悲恋)が大好きです。声高にハリウッドを主張するでなく、ちょっと「胸キュン」な刹那の時間を生きぬく主人公(ジェイク・ギレンホール)に拍手!!
2011年9月16日
故・原田芳雄の遺作にして快作。亡くなった時のTV報道の記憶も新しいところですが、改めて“上手い”役者さんだったなあと実感させられる作品です。
幼馴染で恋敵?タメ口たたきながらも憎みきれない男を演じた原田&岸辺一徳の丁々発止にはただただ舌を巻く上手さ、感服だわア![]()
加えて、実在する大鹿村と現存する芝居小屋や伝統芸能を上手く取り入れて、ともすれば散漫になりがちなドタバタ群像劇が一本芯の通った上質の人情劇に引き締められているところはすばらしいの一言です。
宇多津のみの上映ですが、一人でも多くの方に見て欲しいなあ![]()
2011年9月07日
これまた原作ありき。日本推理作家協会賞受賞の東直己の「ススキノ探偵シリーズ」の中の一編の映画化らしい。もともと一話完結タイプの推理小説は、ちょっと話題になればTVまたは映画の格好の題材。この作品も、ちょっとレトロで居心地良さそうなBARを拠点に探偵凸凹コンビが活躍する・・という定型シチュエーションがなかなか味があってよろしい。
北海道出身の大泉洋はちょっとチカラ入っている?感が無きにしも非ずだけど、長い台詞や自虐ネタの絶妙の間合いやスタントなしでこなしたアクション・シーンにもリアリティーがあって、これまた○としましょ。個人的には飄々とした松田龍平君が、もう少しメリハリ宜しく個性的なキレ者として目立ってくれたら嬉しかったなあ・・なんて。
とにもかくにも、ENDINGは明らかに続編を示唆しているので、まずはスクリーン登場の今回の興行成績に注目というところかしらん。
P.S.劇中歌であり、エンドロールでも流れるカルメン・マキの歌も沁みますねエ。
2011年9月02日
ブ男なのにフランスを代表するイイ女たちを片っ端から虜にしてしまう・・
映画を見た後でも未だちょっと理解し難いけれど、ほんの少しニュアンスがわかったような。
物心ついてからずーっと抱き続けるコンプレックスを、洒落た楽曲とシニカルな歌詞とセクシーヴォイスででチャラにしてしまう彼の音楽の世界観はとてつもなくユニークで、チャーミングです。
微妙に“大いなる嘘つき”、ペテン師ギリギリの危うさにいつの時代も女性は惹かれちゃうのかなあ;(私はそういうタイプではないですが)
グレコ、バルドー、バーキンそれぞれ特徴掴んだ女優さんが好演していてにんまり^^;。
2011年7月29日
見たかった!
話題の映画「ミツバチの羽音と地球の回転」![]()
上映会をしてくれた映画の楽校の中西校長に感謝です。
まさに今の日本が直面しているエネルギー問題の核心を衝く問題作を、3.11以前(それもずっと前から)しっかり見据え“疑問”を抱いていた鎌仲監督ならではの視点に、今更ながらの驚きと気付きが盛り込まれています。
ご本人のトーク付きの回でしたら、普段の観客に加え、問題意識をお持ちのオーディエンスがかなり関わってくれていたら・・。
いい映画はヘタな演説より、ずっと効く・伝わる・・
2011年7月18日
映画に良し悪しがあるわけでも、優劣付けるわけでもない。
あるのは好きかそうでないか・・それだけ。
2011年、鑑賞113本目で、胸を張って“大好き!”と言える作品に巡り会いました。
現在ソレイユ2で公開中の「クレアモントホテル」がそう。
以前NHKラジオ夜中12時前後の映画紹介コーナーで聞いて、ぜひ見たいと思っていた作品でしたが、本当に(私にとって)心の奥までちゃんと届く素敵な作品でした。
最愛の夫を見送った未亡人が主人公のミセス・パルフリー。反りの合わない血族よりも、同じ波長で語れる身近な他人(若者)とのやりとりが、何とも清清しく節度の保たれた心地よい距離感と教えと癒しを合わせているようで、秀逸です。
本当の家族にはちょっとツライけど、人生ってこういう素敵な関係を持てる人がいるかもしれない・・。
そう思うと、素直に前向きな気持ちにもなれるかも。
決して、“ないものねだり”ではない自然に呼び合うみたいな。
私・中井はMrs.パルフリーのような心持ちで歳を重ねていきたいです!
2011年7月13日
本の町神田神保町を舞台に、ハートブレイクのヒロインと古本屋の店主や女友達が織り成すシンプルな会話がすべての、どっちかというと“淡々とした”作品。
フラレたヒロインを演じる菊池亜希子はモデル出身の新人で、スラリと伸びた手足や風貌がちょっと(長澤まさみ+奥菜恵)÷2・・という感じか。
叔父役の内藤剛志との心の触れ合いは決してスピーディーな展開もなく、少々もどかしさすら覚えるが、ラスト10分の流れで一気に爽快なラストへと導いてくれて納得がいった。
久しぶりに映画の中で気に入った台詞に遭遇・・
「何か価値のあるものを買うより、価値を作れる人間の方が強い。」
なんとも“深い”と思いません?
共演も田中麗奈・松金よね子・岩松了・吉沢悠等ちょこっと出演まで入れると
かなり豪華だったりします。
2011年6月22日
ティーンエイジャーで生んだ子供を里子に出し、その後は独身のまま老いた母と暮らす気難しやの主人公(アネット・ベニング)、実の母の存在を知らずに自ら自活と成功への道を切り拓いてきた冷徹なキャリアウーマンにナオミ・ワッツ。
周辺を振り回し、振り回される心のアヤと機微が、なんとももどかしく「わかるわかる」な部分もそれなりにあって・・・ああ、文章がまとまりません^^;
似たようなテイストの作品に「巡りあう時間たち」こんなタイトルの作品(確かジュリアン・ムーア主演)のがあったような??
静かに・深く・痛く・温かく・心に染みた映画。
年齢や男女でも感じ方は違うでしょう。
弱くて強き者・・女の一生なり
いい映画です。
2011年6月13日
MARVEL人気コミックスものの中でも、近年かなりいい線いってるのが、このシリーズ。
当初、ヒュー・ジャックマンやハル・ベリーらで海外市場やコミックスファン以外にもキッチリ 目を向けさせたのが功を奏したところに、今回のファースト・ジェネレーション。
過去作への流れも無駄なくソツなく、ジェームズ・マカヴォイやケビン・ベーコン以外有名どころは出ていなくても、十二分に楽しめるハラハラ・ワクワクの131分。
チラシだけでは「?」だったエリック=マグニート役の男優さんも、スクリーンでは結構イケメンでかっこよかった^^/コミックスや、過去作を知らないという方も単品でも楽しめますのでぜひ!
2011年5月31日
キネ旬などでよく名前を目にする川本三郎氏が元雑誌記者であったことはうっすら知っていたし、団塊世代(=全共闘世代)であることも勿論知っていました・・が、「マイ・バック・ページ」という原作本の存在は知らなかったなあ;;
物語は69・70・71年を、稀代の演技派妻夫木×マツケンで描いた話題作にして佳作(個人的には十二分に手応えありの作品だったと思う)で、未曾有の事態の起こる以前からずっと閉塞感に苛まれ続けていた近年の日本人にとって、こんなに熱くも濃密な時間があったこと自体が刺激的で一喝を喰らわされたような感覚に陥りました。
理想を掲げた彼らの勝算はどこにあったのか、挫折を乗り越え(あるいは通り過ぎた)その世代の人たちには、今敢えて映画となったこの頃がどう映るのか・・
微妙にリアルタイムから外れている私にも、語る者・巻かれる者・友情と団結を混同する者、共感未満の心持ちで一気に見ることができた一本です。服装、髪型、音楽、家具や建物・・その時代を懐かしく感じることができるのは、世代よりもむしろ日本人の普遍的なメンタリティーにあるのかも。ボブ・ディランのカバー、真心ブラザーズと奥田民生の歌う「My back page」や、ピンキラの「恋の季節」平山ミキの「真夏の出来事」が、グッと耳に刺さります。・・なんて、やっぱり私もちょっと余韻を引きずった時代の人間だってことの証明かも。
2011年5月20日
作者不詳にして、世界中で流れる名曲「アメイジング・グレイス」の影にこんな話が隠されていた!?19世紀初頭のイギリスで「奴隷解放運動」に身を投じた熱血漢の白人政治家がいたなんて、チイとも知りませんでした。
期せずしてまた勉強・・これだから映画鑑賞はやめられません^^:
当時のイギリス議会での保守・改革双方の答弁、時代や国境を越えて人の心に響く弁舌と弁者のカリスマ性とは?現代のビジネスシーンにも当てはまるような時に駆け引きと根回し、時に情に訴える緩急メリハリの効いた答弁と、主人公が歌で魅了するエピソードは、結果、構成上飽きさせない効果大だったのでは。
主人公は?と聞かれて、「ファンタスティック・フォーの人」としか言えない^^;;
失礼な話ですね、しっかり覚えます「ヨアン・グリフィズ」さん!
2011年5月11日
吉高由里子がきてます!そもそも「蛇にピアス」の衝撃的スクリーンデビューの時は、“度胸のいいコ”というイメージしかなかった(失礼;;)ものが、近年グングン頭角を現わし、気が付けばスクリーンにTVに引っ張りだこの若手女優筆頭格に!?
私なりに勝因を分析するに、あまた美形の若手女優の中でもとりたてて美し過ぎず、キツくなさそで結構個性が際立っていたり、守備範囲も広くなかなか器用だったり・・と、直感的なスマートさを持った女優なのではないかしらん。
甘ったるい声もケース・バイ・ケースで、すごく魅力的だったりします。
・・で、この映画。母世代としては決して褒められた主人公ではありませんが、どの相手のどのエピソードも、ちょっと“わからなくもない”と思わせる、若く無防備な女の子のジレンマが伝わってきて、結構ハマってしまいました。
結構いろいろ(踏んだり蹴ったりワメいたり;;)アクション度が高い映画ですが、ヒステリーになればなるほど吉高熱はUPしたみたい。
オバサンでもこうだから、男性ファンも更に増えるか??
2011年5月02日
ィズニーとロバート・ゼメキスのタッグ・・
どうりで「ポーラー・エクスプレス」調のハズですね!
それぞれ本物の俳優が演じたものを取り込み、CG処理を施す
キャプチャー・モーションの手法は、限りなくリアルでもあり、
実写と違った味わいもあり・・
そして、テーマはモチロン“親子”“友情”等々、王道をハズしていません。
3D効果も効果的に現われる映画は意外と少ないのですが、こればまさに“3D”、飛び出し度もバッチリ。
大人から子供まで、世界中で楽しめる普遍的な要素とクオリティーの高さは
やっぱり“ディズニー”のもの・・よね![]()
2011年4月26日
瑛太に龍平・・、いいコンビ!ですねエ。
20代後半に差し掛かった二人の俳優の、なんと絵になること!
決してヒロイックでもいい服着てキメてるでもないのに、立っているだけでスクリーンサイズにも負けないニュアンスと言おうか“美”的収まりの良さすら感じます。
・・なんて、単にファンのオバサン的目線と言われそうですが、この映画の魅力はそれだけに非ず。
掛け違えたボタンがかけ直せずに孤独を噛み締めざるを得ない世の不条理みたいなのを、淡々と親子・夫婦・友情のいろいろな“愛のカタチ”を絡ませながら大仰でなく進む流れが、いとおしくセツナくぐっときます。
瑛太君の眼差しは、間違いなく“父”のものでした。この時既に私生活でもパパになってたのかしらん。
2011年4月18日
ニノとマツケン、実力人気共に現代映画界のTOPクラスの若手二人が、これまた週刊ヤングジャンプの人気漫画の映画化での共演ということで話題となった前作から3ヶ月。
前編に続き今回の後編でも大ヒットの予感、手応えアリの内容です。
不条理なGANTZ玉との心理戦と壮絶な実戦の狭間で揺れる家族・恋人・友情・・。群像劇としても、主役2人以外で、例えば吉高由里子、例えば本郷秦多、田口トモロヲ等の脇役ぶりも効いていて、どこまでも飽きさせない編集に脱帽です。ラストのカリグラムのごときメッセージは、“コア=首謀者”が代わり終焉を告げる・・ととるか、脈々と続くことを示唆しているのか、人によって受け取り方は違うかも。
2011年4月11日
変則期間上映体制となってからも、その分異色&意表そ突いた編成で楽しませてくれるソレイユ2。
実は地元公開はもう諦めていたけれど、Mrs.マニアのすごく見たかった作品がこれでした!本来弱者を守るための“法”が、時に理不尽この上ない仕打ちに転じ・・・。
昔の“喧嘩両成敗”は現代法の下には決して家認められるものでもないけれど、ジェラルド・バトラー扮するエンジニアの父が、長い時間をかけて練り上げた復讐の筋書きが、あまりに非情であまりに綿密で、あまりに知的で・・ハリウッドのあまた“法廷もの”(あるいは“犯罪もの”)の中でも、近年にない出色の出来栄え。個人的にはすごく楽しめました。
2011年3月20日
個人的に「ドロップ」が良かったので、今回も少々期待を持ちつつ・・
いやあ、ネットでのユーザー・レビュー等々でも書かれていたが、佐藤隆太や上地雄介の演技力(練習したんだろーなー)と、編集の妙(キレ%テンポの良さ)は、娯楽作として立派!さすがお笑い芸人ならではのツボの押さえ方は絶妙で、同じ回で見ていた若者たちにもすごくウケていました。もちろん、泣ける部分もソツがなく、個人的には脇役の宮川大輔さんがいいなーなんて・笑。(「さらば愛しの大統領」でも上手かった!)
品川監督、これって本物・・かも。ただ、少々観客数が少ないのが気になりましたが;
2011年3月09日
ついに30作超となった映画の「ドラえもん」。もはや世代を超えての国民的アニメも、今回また人気の過去作(’86)のリメイクの登場です。宇宙から攻めてくるロボット鉄人兵団と、のび太の仲間たちと少女リルルの応戦。
ロボットの頭脳が姿を変えた“ピッポ”やリルルと次第に心を通わせていく、まさに究極の“友情物語”には、人類のエゴや仲間に対する思いやりの必要性・・等々、深く大切なテーマが配分されていて、グッときます。
劇中の使用曲の、これまたいいこと!映画の感動を増幅させて、オバサンも思わず涙した佳曲にも注目してね。
久々にドラえもんで泣きました!
2011年3月04日
祝アカデミー作品賞(他主要各賞GET)
エリザベス女王の父君でもあるジョージ6世が吃音症であったことを知る人は意外と少なかったのでは?史実と気付きと感動をもらえる・・だから映画って大好きです!
主演のコリン・ファースはもともと大好きな男優の一人。「ブリジット・ジョーンズの日記」や「ラブ・アクチュアリー」等、イギリス映画のこ洒落た群像劇の中でも目立つでもなく、それでいて確かな存在感を醸していた彼。立派な躯体といい、甘いとは言えないまでも整った顔といい、個人的にはハンサムの範疇に入る人だと思います。
まあ、そんな表層的なことはともかく、物語の品格・風格・役者の力量・ウイットの配分・・申し分なし。
アメリカが真似できそうでできないニュアンスは、まさに“英国万歳”ものかもしれません。
万人納得(だと思う)この作品、現在W・M・C高松で絶賛上映中。
見逃す手はありません。
2011年1月24日
特別「愛犬家」と言うわけでもない。「愛猫家」でもない。そんな私にも意外なまでに素直に受け止めることができる作品だった。大半がコメディ・タッチの短編オムニバスというのも見易かった一因でしょう。・・が、これを何も大スクリーンで見なくても;と思うのが、「愛犬家」でも動物好きでもないワタシのような薄情な輩の限界であって、大半の観衆の感動は
スクリーンサイズに比例して増幅するのかもしれませんね。
一番長尺のメインの話が松嶋奈々子と大森南朋主演の「犬の名前」で、これだけがちょっと切ない物語だったけど、泣かせ過ぎず、他の短編のノリや軽さとのメリハリになっている・・というところかしらん。
個人的には「アキラ」が笑えました!
2010年12月25日
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今年最後のシネマニア(25日放送分)では、一年を振り返った爺・婆放談をお楽しみください。
ちなみに・・二人の選んだ洋・邦BEST・WORSTは![]()
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中井セレクト
洋画 1位 パイレーツ・ロック
2位 クレイジ-・ハート
3位 スパイアニマル・G・フォース
4位 怪盗グルーの月泥棒
5位 ソルト
6位 ベスト・キッド
7位 インセプション
8位 第9地区
9位 シャーロック・ホームズ
10位 マイレージ・マイライフ
次点 シャッター・アイランド
邦画 1位 告白
2位 書道ガールズ
3位 カラフル
4位 ちょんまげぷりん
5位 悪人
6位 川の底からこんにちは
7位 築城せよ
8位 花のあと
9位 スープ・オペラ
10位 涼宮ハルヒの消失
次点 春との旅
2010年12月20日
昨年末、金丸座で取材させていただいた面々・・![]()
待望の映画「最後の忠臣蔵」が公開されました。
その時は、映画の中でどのくらい使われるのか「?」でしたが、出来上がった作品を見て大満足。香川の人間としても嬉しいくらい、金丸座(京都の芝居小屋という設定)の趣ある佇まいが堪能できる分量(尺)でした![]()
撮影現場から想像されたことではありますが、映画は品格とスケールとこだわりの美意識に貫かれるということが大事・・とはこういうことなのかと実感。
確かな技量と見栄えのする役者さんたちや、愛くるしい中にも芯の通った演技で輝きを放つ桜庭ななみちゃんには“ブラボー!”
これは赤穂浪士の“忠義”の物語であると同時に、いえ、それ以上に“愛情物語”でありました。年末年始、時代劇としては「武士の家計簿」共々幅広い年齢層にお薦めしたい一本です。
2010年12月13日
話題になった23年前、確かに読んだ。
暗く深くくぐもったような独特な世界観、その耽美的なニュアンスがお洒落な気もして読破したものだ。
・・が、これは見るのにエネルギーが要る世界だということを、今回痛感した。
例えば、主人公たちのような世代の若者が見たら・・
人生の紆余曲折をある程度噛み締めてきた中・高年(親世代)が見たら・・
体調のいい時悪い時、朝昼あるいは夜・・時間によっても伝わる"痛み"が違うかも。
・・とここまで読んでちょっと引きそうになった貴方、ご心配なく!
深淵な難解なイメージを払拭して余りあるほどの映像美が、ここにあります。
大音量の洋楽の名曲に彩られて、それは贅沢な時間でもありますから。
2010年12月03日
荻上直子監督(「かもめ食堂」「めがね」)脚本・監督の注目作は、なんと!字幕版の英語バージョン。
構想5年の内容は、国境と言葉を超えるゆるくもやさしい家族の成長物語で、見終わった後になんとも不思議な風が吹き抜けたような感覚になれます。
日系の母方の“ばーちゃん”に、荻上組のもたいまさこ。
「ことば大丈夫かしら;;」・・いえいえ、その心配は無用でした。
淡々とした中でもアクセントになっているのが、次男モーリーの後半の活躍(ナイショ)!
目が覚めるようでしたね--![]()
日本が世界に誇るアレも出てきて、エピソードとタイトルとテイストが最後しっかり伝わり、
「ナルホド」「スッキリ!」
素敵な映画です![]()
2010年11月16日
坂井真紀っていい。「ノン子36歳」でもちょっとワケあり出戻りのエキセントリックなヒロイン役を、ナチュラルに「いるいる!」的演技で見せてしまう・・これってかなりの計算された技量を要することだと思います。見目は時々中谷美紀とダブる美人だけど、彼女とは違う“強さ”を感じさせるのは何故?とにもかくにも、彼女の魅力と得意な世界をまんま反映したようなのが、この「スープ・オペラ」。度を過ぎないファンタジー要素と、加賀まり子や藤竜也、平泉成に塩見三省・・愛すべきシニアたちのキャラもなんともチャーミングで、西島隆弘扮する甘ちゃんの青年じゃないけど、なんだか住んでみたくなる古い屋敷の雰囲気までもが、女子にはウケそう!・・な映画です。
P.S.何のヘンテツもない野菜と鶏がらスープも観客の心まで温めてくれるようななんともいい感じ。食のシーンも重要なポイントになっています。
2010年11月01日
3D流行りの昨今、実写・アニメ・CGアニメ・・3D版での上映が相次ぐ中、果たして割り増し料金に見合うだけの体感と感動を伴うものがどのくらいあるのか?
正直、この映画はあります。
予告でも大々的に謳っているジェット・コースターのシーンはもちろんのこと、それ以外のシーンも、効果的に前後の3D(つまり、奥行き)を体感させてくれるんです。
物語も施設からグルーの元にやってきた3人姉妹がけなげであったり、グルーの時折見せる優しさにグッときたり・・・。
特筆すべきはノリのいい音楽、単なる名曲というのではなく、時に快活、時に今風ボリュームで挑戦的に。主役グルーの声を日本語版で担当しているのは笑福亭鶴瓶 、3女アグネスは芦名愛菜ちゃんあてているのも話題。歌も歌ってますよ!
2010年9月27日
香里奈に田中圭主演のキュートで憎めないラブストーリー。「パレード」といい、香里奈は最近このテのキャラが多い・・かな?全編軽くテンポよく嫌味なく流れていくのは、彼女を筆頭に共演陣が好感度高いから。特にこの映画の田中クン。「TAJOMARU」では小栗旬の宿敵を演じてなかなかでしたが、今回は180度違う役で、これもいい!!
劇中の辺見えみりじゃないけど、なーんか母性本能くすぐる男の子という感じで印象的でしたねー。(今をときめく向井理とちょっとカブると思うのは私だけ??)
脇役では渡部篤郎が秀逸で、北野きいとのギャップカップルぶりも、なんか「あるある!」と頷いてしまいそうなチャーミングな役でした(笑)
決して大作でも派手さもないので、見る予定がない・・という方も多いかもしれませんが、さりげなくお薦めです。
2010年9月17日
錦戸亮株、急上昇中![]()
都市部では7月末の公開で、「NARUTO」「ソルト」を抜いて、ぴあの「満足度ランキング1位」に輝いた佳作・・とは聞いていたけれど、聞きしに勝る感動!ハマりました。
現代に迷い込んだ若き侍と、明るく頑張る母子の心の通わせ方や時代錯誤のドタバタが、なんとも憎めず面白く・・そんでもってじんわり感動が込み上げてきます。
見た目クラそうな錦戸亮の、実は“関西人”な素地と、若侍らしい凛々しさと立ち居振る舞いもなかなかのもので、見進めるほどに一気に惹きつけられましたねー。
ともさかりえは、以前からお気に入りの女優さん。気丈に頑張るワーキング・マザー役もどこか共感や親しみが持てて、なーんかいいんだな。
3DやCGやヒットTV番組の映画化・
・・なんてのじゃなくても、いい映画はいっぱいある!
久々に優しい気持ちで劇場を後にしましたよ![]()
2010年9月08日
アカデミーで主演男優賞と主題歌賞を受賞した佳作、やっとこさ登場
!
往年の人気カントリーシンガーの男と、方やシングルマザーとして強くたくましく生きていく女性の物語。
ジェフ・ブリッジスは紛れもなく上手く(歌も上手い!)いし、彼に惹かれる女性役のマギー・ギレンホールの体全体・表情の中から醸すような役作りは、この作品にリアリティーと温もりを与えていて・・なんか安心して見ていられる映画。「シンプル イズ ベスト」ちょっと70年代の映画の匂いも残しつつ。じっくりご覧になってみてね。
ジェフと競演のコリン・ファレルも自ら歌っているということですが、ぜひ一度生で聞いてみたいなあ![]()
2010年9月03日
W・M・C宇多津のみで上映中の「東京島」を見てきました。
木村多江演じる清子が、無人島に流れ着いた訳あり男たちと繰り広げる、ちょっと荒唐無稽なシチュエーション・ドラマ。
時にコメディータッチのシーンも多く、人間的なエグさや汚さに少々オブラートをかけた感・あり。チカラや時に逆転もありうる、人間たちのドロドロした相関図と、南国ロケーションのあざやかな色や光のコントラストが楽しめます。
それにしても・・“薄幸な女”“耐え忍ぶ女”のイメージはどこへやら??
木村多江って、やっぱり不思議かつ貴重な女優さんです。
2010年8月15日
奇しくも終戦記念日に見ることになった話題作。
寺嶋しのぶの受賞も頷ける(いつもながらの)熱演もさることながら、四肢を失った黒川少尉役の大西信満という俳優の鬼気迫る演技にも圧倒される。
単なる戦争の悲劇を描いた映画とは違い、いろんな思い入り乱れる中にも切れない絆や縁・・限られた悦びとは、純粋であり残酷でもある心の振幅の中にこそ存在しうるのかもしれませんね。
元ちとせの曲は知っていたけど、こういうラストに使われていたとは!?
シネマニアン必見!周辺の方も連れ立って見て・感じたものを聞かせてください。
2010年7月16日
“レオナルド・ディカプリオ”の名前で劇場に行く人・・です、ワタシ。
彼の出演作=重厚感・斬新さ・高額予算・・贅沢映画のイメージが強いのですが、なにひとつ同じテイストのものがなく、常にチャレンジングな選定基準や益々深まる演技力には、失望することがありません。
そんな彼の話題の新作「INCEPTION」、これまた語るの難しい~;;
眠っている人の夢に潜入し、アイディアを盗む・或いは情報を植え付けてその後の思い込みを方向付ける・・SFの極致であり、それに見合う衝撃的なビジュアルが2時間半続くとなると、同じ大作でも見応えも、見た後の感覚もひと味もふた味も違うものになるのです。
進化した「マトリックス」的斬新さに貴方もノックアウト間違いなし。
2010年6月29日
どこか現代の病んだ部分と、それでも繋がれる乾いた人間関係と・・
いろいろ考えさせられる映画だった。同居人+転がり込んだ迷い犬 のようなコミュニティーで、誰が欠けてもOKでOKじゃない見えない共犯者的な感覚が芽生えるところが空恐ろしい気持ちにもさせられる。それにしても藤原竜也や小出恵介、貫地谷しほり等の若き演技派等の撮影現場は、かなり盛りあがったんだろうなア。(その分だけ火花が散ったことも間違いない・・)演技はライバルの存在によって磨かれる・・これって、あながち間違いじゃないでしょ。
かけてくれたソレイユ2に感謝!
2010年6月20日
フエム香川の試写会も無事終了。
クラシックブーム如何に関わらず、大分前から“佳作”の風評は聞こえており、地元の映画ファンにとっても嬉しい公開となったのでは?
かつての名門楽団員がひょんなことから再集結。、現役楽団になりすまし、外国名門ホールでのコンサートに乗り込んでしまう;;
・・設定から、手段から、「・・ンなバカな;;」と突っ込みどころ満載ながらも、かつての政治的背景(事実)と傷跡を、デフォルメ&“コメディータッチ”のオブラートにくるんで娯楽として見せてしまうあたりが、ルーマニア出身のラデュ・ミヘイレアニュ(舌噛みそう;;)監督の秀でたところ。もちろん、全編ポイントポイントでさりげなく流れるクラシックの一節や、ラストのチャイコフスキー「バイオリン交響曲」全曲は圧巻です!
2010年6月14日
毎度話題の北野武監督最新作。
この人の過去作を見てみると、
「全編バイオレンスのやくざ映画」
「若者の痛み」
「夫婦愛」
その他・・
いくつかに大別できそうですが、今作は100パーセント一番目の範疇。
・・それでも、初期のそれとは明らかに違う、洗練された無駄のない作品になっているところが、長きに渡ってのタケシファンには嬉しいところ・・でしょう。
それにしても、豪華かつ役者の揃いも揃ったこと!
取り立てて主人公の比重をフィーチャーし過ぎないことで、ひとつひとつのエピソードも立ち、一貫したスタイリッシュなトーンには納得。
欧米にタケシファンが多いことは有名ですが、ひょっとしてアート系の人が多いんじゃないかなー。
P.S.高そうな服・靴・クルマ、寸分の隙もなくパーフェクト!・・でしたね。
2010年6月07日
2010年、ほぼ上半期を終えようか・・というこの時期、ここまでのBEST1に遭遇。
鮮烈・衝撃的でいて超一級のエンタテイメントとして見る者を選ばない出来
・・だと思います。
今の教育現場の抱えるさまざまな要素を、映像手法と音とエピソードでジグソーパズルのように緻密に埋めて重ねて、気が付けば一気に衝撃のラストへ。
松たか子、木村佳乃、上手い!
原作があるとはいえ、中島監督(脚本)上手い!
時間を置いてリピートします、絶対。
2010年6月01日
ちょうどグッドタイミングで、この映画のロケ地となった庄内地方へ行ってきたばかり。
厳しい自然に加え、城主に搾取され極貧に喘ぐ農民たちの姿を描いたこの作品の世界観と内容が、まさにこの地にピッタリで感動です。
香取慎吾のシリアスな演技は見る前、いくばくかの不安もあったりしたけれど、
鑑賞後には「熱演」「力演」!の賞賛の気持ちのみ。
石原さとみや仲代達矢、原田芳雄等の確かな演技にも支えられ、
なかなかの見応えあり!な作品でした。
ちなみに、庄内映画資料館には、近年の藤沢周平原作ものから、ご当地ロケ最大のヒット作「おくりびと」、今回の「座頭市」に至るまで、興味深い関連資料がいっぱい!
(「スキヤキ・ウエスタン・JANGO」や「山形スクリーム」等も)
もし、今後山形に行く機会があれば、絶対訪れてみてくださいね。
2010年5月13日
毛筆、習いたくなった・・
部活の友達、今どうしてるかな・・
ふるさとっていいな・・
私ならずとも、映画を見た人それぞれが
いろいろな思いを抱くだろう。
四国中央市の煙突のある風景と、高校生たちの一生懸命と
商店街と人々のどこかやさしい空気感
ボーイズ&ガールズ、いろんな群像劇が量産されているが
「書道」という題材とロケーションが上手く合致して
愛すべき映画が誕生しました。
「がんばっていきまっしょい!」「恋は五・七・五」そして「書道ガールズ」
愛媛は“期せずして”素敵な青春三部作が完成しましたね!
2010年5月10日
主人公涼宮ハルヒはかなりユニークな女子高生。彼女が結成したSOS団のメンバーたちが巻き込まれる騒動が、SF仕立ての少し難解なシチュエーションのまま一気に物語が進んで行くのでのっけからとまどってしまい・・というより、むしろ逆にソソられてのめり込んでいきました。
もともとの原作やTVアニメファンならずともしっかり見応えあり!(ちなみに出だしはTVと同じだそう)
ただ、「時かけ」「サマー・ウオーズ」よりは、「パプリカ」か少々「エヴァ」のファン寄りかも?(アニメにうとい私が言うのも何ですが;;)
時制が往ったり来たりする(タイムスリップ)系はいろいろありますが、いかにも・・のアニオタ好みの絵柄も、物語の世界観と合わせて見るとアーティスティックにセツナに見えてきたり。
映画の仕事じゃなきゃ見なかったかもしれませんが、ひとつひとつ見るにつけ、「ジャパニメーションは技術・世界観ともにハイレベルで、普遍性を持っている」と実感できますねー。
2010年4月30日
サンゴの再生に命を賭けた男と家族の物語・・って、一言では片付けられない、ドラマチックなようで映像化し辛い実話ベースの映画。
沖縄弁も難しかったでしょうに;;
ただでさえ、実直すぎるほど実直な主人公は、純粋と頑固のギリギリの線で好人物にも変人にもとられかねず、その辺を、例え風貌が似ていなかろうと、ナイナイ岡村というキャラを配したことで、緩和されたり娯楽となりえたり・・これはきっとキャスティングだけでもいろいろ考えて決めたに違いありません。
役者に徹した岡村を見るのは、多少ツライ部分もあるけれど、ラストの名スピーチへの流れはわかり易く安心できます。
松雪泰子も原田美枝子も上手いけど・・この映画で一番好感度高かったのは、友人役の吉沢悠でしょう!
2010年4月13日
異色・斬新・・ありそうでなかったというより、なさそうでやっぱりなかったシチュエーション。
話題の映画はやはり話題になるのもわかる新鮮味で、最後まで退屈することなく見進めることができたのでありました。
ここではない何処か・・でなくはっきり打ち出した“南アフリカ”ヨハネスブルグ。これまたあまり知られていない地域というところがミソで、白人とナイジェリア人スラムとエイリアン居住地区の差別化(フィクション)が不思議な信憑性を醸しだしています。主演俳優から意図的なトーンまで、どっぷり“B級”の匂いを放ちながら、ケロッと大ヒットをかっさらう・・世の中全てはアイディア次第ということなのねー。(感心)
ただ、「低予算」と言う割りには信じられないCGの多用。(宇宙人部分は全部そうだもの)これ、結構かかってますよね、本当は。
2010年4月07日
昨年、県下(善通寺陸上自衛隊駐屯地)で大勢のエキストラ参加でのロケもあった映画「レオニー」。香川ゆかりの世界的彫刻家イサム・ノグチの母、レオニー・ギルモアの生涯は、ドウス・昌代さんの著書「宿命の越境者」をさらに肉付けして脚本に落し込んだ松井久子監督の手によって、知性と母性とプライドと自立心etc.入り乱れる微妙かつリアリティーある女性像になっていると感じました。
イサムを生ませても籍を入れようとしなかったヨネ・野口は、無責任男でしかないように見えるけれど、映画で彼を演じた中村獅童さん自身が言っていた「ヤな男なのに人を惹き付けてやまない魅力がある人物」・・とそれを検証するのもなかなかいいかも。
映画「レオニー」は11月以降の公開ですl
2010年3月30日
いつものことながら、何の予備知識もないままに鑑賞。
「うん?もしや・・」
ピンポン!ゲームの世界から実写になったクチらしい。(“ストリート・ファイター”系だ)
主演の男優は、安藤政信と要潤を足して2・5で割ったような?感じ。
鍛えあげたクンフー・・という打ち出し方は、ちょっと古い気もしなくはないけれど・・
ケーリー・ヒロユキ田川や、タムリン・トミタの顔を見て
「うわあ~懐かしーー!」
コラコラ、歳ばれるで;;)
ハングリーな状況からデスマッチに参戦、亡き母の恨みを晴らす・・云々
ありがちだけどもダレ感なく鑑賞。
観客はカップルがチラホラいたものの、大方は男性(それも中年)だったような。
マンウオッチングもシネマニアンの仕事です。
2010年3月23日
「初恋のきた道」以来の新鮮な驚き・・
“やっぱりカワイイ~”チャン・ツイイー!! ※
いまや国際派となった彼女が自ら切望したそうなこの企画は“アリ”
キュートでくるくる表情が変わるヒロインを嬉々として演じている彼女には、
同性でも思わず叫んでしまいそう。(上記2行目のセリフ※)
カップルで見に行った彼女、彼氏の目がハートになっていたとしても許してあげてね(笑)
ところで、全く個人的な好みですが、私ソ・ジソブはあんまり・・で、香港男優のピーター・ホーの方にびびっときました。昔から香港映画のスターは好きなの。
アクションとサスペンスは韓流も好きだけど、どっちかといえばトータルに中国映画の方がファン・・かな。
2010年3月15日
藤沢周平の「海坂藩大全」からの一篇。
実は本ではなくラジオドラマで知った藤沢周平ものファンの私としても、
ここのところ続く映画版は毎回楽しみにしていますが、
今作も地味ながらも藤沢ワールドは心地よく、もどかしさと切なさと潔さに、じんわりとした涙が込み上げましたねエ。
北川景子や宮尾俊太郎の美しい立ち姿と、國村隼人、柄本明等のいぶし銀の布陣が素晴らしく、大仰でない桜のシーンすら控えめ過ぎるほど控えめで、逆に好感度をあげているようです。
まあ、キャンペーンで北川景子がどんなに露出が多くても、若い映画ファンがなかなか足を運ばないタイプ・・というのがもったいない限り(悔)
ちなみに私が見た回も年齢層、高かった;;
「蝉時雨」「山桜」に続いて一青窈の書き下ろした曲がENDにシンクロ・・
パターンはいつもどおり・・ね!
2010年3月01日
正式タイトルは「スーパー戦隊祭 侍戦隊「シンケンジャーVSゴーオンジャー」・・って、長い;「仮面ライダー」よりはぐっと低年齢層対象(「ウルトラマン」層)だが、この手の作品を見てつくづく思うのが、東映特撮クルーの手際のよさと層の厚さ。例えばスタントマンの数、例えばCG班、美術班等々・・さすが、TVの週一ペースをこなす量産体制基盤にぬかりなし。アクション指導も半端じゃないと見ていて感心してしまいます。
オマケにご多分に漏れず若手イケメンが束になってかかってるし・笑。
例によってオバサン一人鑑賞は傍目には“妙”としか映らなかったでしょうが、我関せず!
2010年2月23日
ジャニーズ秘蔵っ子、生田斗真映画初出演にして初主演!
おまけに太宰の難解な文学世界の主人公役・・
どこかの舞台挨拶で見せた涙が物語るように、さぞかしプレッシャーに苛まれたであろう経験だったでしょう。
しかし、その危惧は見始めてほどなく一掃されました。
逆に、伊勢谷友介の嫌味ある友人役との対比で、より繊細さや脆さが強調されていて、オリジナル文学の主人公以上に破滅への流れが自然であったように思えるくらい。
キャンペーンでは室井滋や三田佳子ら熟女との絡みが云々・・言っていましたが、案外アッサリ見られてしまうのは、私自身がそれほどこだわりのファンではないから??
それとも生田君の浮遊感がなまめかしさをオブラートに包んだからでしょうか。
2010年2月22日
すっごくわかり易いタイトル・・といおうか、オールスターキャストとは言え、イメージ的に短期決戦の覚悟を要しそうな作品です(笑)。
いろんな恋のオムニバスの中でも、中心となるのはアシュトン・カッチャー(クッチャーという表記も多い)ト、ジェニファー・ガーナー(或いはジェシカ・アルパ)の場合。
真っ直ぐなアシュトンには、デミ・ムーアならずともグッとくる女子多いのでは?
憧れのシニア夫婦(シャーリー・マクレーンとヘクター・エリゾンド)の恋にはうっとり!
ありえねエ~!な仲直りのシーンだけど、往年の映画ファンには殊更グッとくるシーンでしょう。
そうそう、エンドクレジットでもオマケが少々・・すぐに席をたたないでくださいね。
2010年2月15日
例によってTVを知らずに劇場版を見ました;;が、なかなか!
犯人グループと警察側の頭脳戦と“交渉人”の立ち位置の設定も嫌味がなく判り易く、スリルとサスペンスの要素も娯楽のツボもキッチリ押さえてソツがないというところ。
「エアポート」「ダイ・ハード」「フライトプラン」を足して3で割った??観は否めませんが、どの役者のキャラ付けも確かな力量に裏付けられているので、安心して見られます。
津川雅彦・反町隆史・橋爪功あたりの役がミソ・・かな。
林遣人君の役も、彼のイメージにピッタリ合ってました。
モチロン、主役の米倉涼子のカッコよさ!
バラエティー等で見るより、映画の中の彼女にぞっこん。どこか中性的な魅力もある気がする・・と言ったら、友人は「シルクサテンの胸元が気になった」ですって。
やはり同性と異性では見方かわるのねエ。
2010年2月08日
見た!泣けた!感動した!
「ザ・コミットメンツ」「ラブ・アクチュアリー」・・
個人的に結構群像劇は英国びいきかもしれません、ワタシ。
今作も「ラブ・・」のリチャード・カーティス、やってくれました、愛すべき音楽バカ野郎たちの物語。
オマケにラジオDJsというから、まずは見ない訳にはいかないでしょう・・てなことで。
果たして感想は・・・
グローイング・アップ中年隊;;いくつになってもストレートな子供心とそれぞれの苦悩を抱えながらも、音楽を軸に結束した固い絆がなんともグッときて、RockPopsno名曲の数々にトドメを刺された・・という感じです。
音楽最高!ラジオの世界・・やっぱりいいです!(涙出ちゃった)
2010年2月01日
低予算が大バケした、ホラーともオカルトとも取れるような、“柳の下の何匹目狙うつもりなのっ??”的作品。
ハンディ・カメラと得体の知れないものに襲われる・狙われる恐怖、破滅的なラスト・・無名の役者にドキュメンタリー風を匂わせつつ、しっかりフィクションもの・・このあたりが共通点。かの「ブレアウイッチ・プロジェクト」以降、忘れた頃に登場するこの手の映画ですが、今作もまさにそれ。(比較的最近見たミラ・ジョボヴィッチの「フォース・カインド」は似ているようでちと違う)
正直、この手の作品はホラーとして認識するよりむしろ観客のマン・ウオッチングを楽しんでいる私ですが、やはり今回も、見終わった後どう反応していいのかとまどっていた方が多かったですね-。 だって、エンドロールらしいものもないのにも関わらず、一応終わったかな?と思った時点からしっかり意味ありげに何も映らないスクリーンが数十秒・・。結局再度何も映ることなくほどなく客電が上がって「あらら??」って感じ。ここまで全てが演出なんでしょう。
とにもかくにも、こういうのをひと味もふた味も違う・・ということで楽しめる方が何人いるのわかりませんが、ひとつのジャンル(手法)としてはそろそろ定着してきたとは言えるかも。
良し悪し・・いうより、こんなのも“アリ”or “否”は見る方次第。
貴方自身でご判断くださいナ。
2010年1月21日
KAT-TUNの赤西クン主演・・と聞いて、変に興ざめしてしまっていたワタシでも、それを一蹴するくらい、いい意味で期待を裏切ってくれた作品。
バンド仲間の亀裂と友情、枝葉の恋物語・・ありがちなストーリーながら、筆者が思っていた程イケメン赤西クンを中心に据えてないところが、上手い。
気付けば、ヤッパリ!!
岩井俊二と小林武史コンビの仕事でした。ラスト近くのリリカルなカメラワーク;
北乃きいと後半のテイストが上手くハマって終わりに近づけば近づくほど良くなってきた・・ような。
2010年1月16日
これは面白い!
例によって原作・元ネタの有無も人気も知らずに見たクチですが、最後まで飽きずにしっかり見せていただきました。
全編(ほとんど)が、エレベーターの中というワンシチュエーションコメディーの最たる設定。狭小スペースゆえに大掛かりなアクションにも頼れず、個々の演技力・表現力がかなり問われる、俳優にとってはなかなか難しい(やりがいのある)役なのでは?
驚いたのは、刑務所帰りのヤクザを装った中心的人物安井役の内野聖陽!
ええーっ、コメディーセンスある!・・ってか上手いです。
加えて不倫男役の斉藤工はめちゃくちゃイケメンだし;;脇役たちもそれぞれにハマったキャスティングですよ、ええ。堀部監督(「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」)は映画でも通じそう・・という期待フツフツ・・今後とも注目させていただきます。
2010年1月11日
劇場に入った途端にビビッときました、「オ、これは?!」
果たして予想的中、全く予備知識なく入ったこの作品は、週刊ヤングマガジンの人気コミックスの劇場版らしい。松本光司原作、大石哲也(デスノート)の脚本とくれば、男子必見の訴求力・・なんですって。
映画館は作品鑑賞と同時に、マン・ウオッチング(傾向観察)の場でもあるシネマニアン・中井にとっては、すごくわかり易いパターンでした。
それにしても主役の石黒英雄クンや渡辺大クンはじめ、みんな背が高く逞しくアクションも決まってること。水川アサミのクールな役どころもハマっていたけれど、これって吸血鬼ものでありながら、「バトロイ」テイストのサバイバルものとも言えますね。
山本耕司君の役は劇画の実写化ゆえの〇▲■はあるけれど・・確かに熱、いえ“怪”演であります。
2009年12月30日
6作目にして完結、コワ~いけど1話を見たら次々と見続けてしまう・・典型的な誘導型のツボを押さえていたシリーズでした。
ジグソウが残虐な殺戮を繰り返すに至った理由が解明されてスッキリ!・・と言いたいところですが、実はこのシリーズ、ワタシ完全に見たとは言えないかもしれません。
確実にスプラッター・シーンが来るぞ来るぞと思った時に下向いているから;;
それはさておき、シリーズの魅力を改めて考えるに、残虐さとゲームのパターンは基本的に踏襲しながらも、マンネリ感がなかったのは素晴らしい!
担当捜査官が変わるというのだけではなく、ジグソウ(ジョン)役の役者さんのチャームが結構功を奏していると個人的には思うんだけど、人に「あのタイプ、嫌いじゃない」・・というと大抵「エーッ;;」という顔をされます。
彼はシリアル・キラーと化す前も後も、すごい“愛妻家”だぞ!
2009年12月28日
映像新時代・・って言葉自体が目新しくもなんともないが、またまた次なるステージに進んだことをまざまざと見せ付けられるような作品です。
物語はあくまで奢る人間とネイティブたちとの鬩ぎ合いという、太古の昔から人類が繰り返してきた闘争をモチーフにしたわかり易い設定。ただ表現方法が、例えばバーチャルに彼らと同化したりリアルな我に戻ったりの行き来を、スピリチュアルとか時間旅行とかと違ったニュアンスで想定しているところが新しい。
新しいと言えば、とびきり最新のテクノロジーの結集で、キャッチコピーどおりの度肝を抜くような“映像世界”が、スクリーンに展開されること。クリーチャーたちのビジュアルよりも3Dでデフォルメされた世界と、アナログな心の通わせ方の対比が際立っていたこと・かしら。
惜しむらくは2時間40分・・もう少し短い方が見易い・・かも;;
2009年12月21日
平成仮面ライダー10周年記念として、けじめをつけた「仮面ライダー・ディケイド」と、秋からTV放映され人気上昇中の「仮面ライダーW(ダブル)」が再びスクリーンでガッチリタッグを組んで大暴れ!
「ウルトラマン」に「仮面ライダー」・・どちらも日本を代表する不滅のヒーロー。庶民派で勧善懲悪な判り易さが信条の前者に、イマドキのイケメンがゾロゾロ出るけれど、ちょっとダークでスタイリッシュな後者。今回の“ミソ”は仮面ライダースカルこと〇川〇司・・
これに尽きます!!(なよなよした最近の若いもんより逞しいゾ。オッサンって呼ばれてましたけど・・;;)
2009年12月15日
いいなあ親子、それもどっちかって言うと父親と息子。
30代と思しき父親と未就学児?の男の子2人の3人連れの後ろで、オバサン独りで鑑賞。
私がこの手の映画を見る楽しみのひとつはマン・ウオッチング。
映画は、歴代ウルトラマンたちが登場するウルトラ銀河伝説。
あら、懐かしい;;初代&2代目俳優も、父親・祖父の世代にも懐かしく、不滅の国民的ヒーローの由縁・と実感。
判り易さと今風になり過ぎない作品に好感を覚えつつ・・劇場を去ろうとした私の前に
先述の父子3人連れが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
父 「どうやった?」
こども1「ウルトラマンかっこええ」
父 「父ちゃんとどっちがかっこええ?」
こども2「ウルトラマン~!」「父ちゃん飛べんし」
こども1「父ちゃんが働いてくれよるから映画見れるんやでー」
父 「ええこというやないか」
こども2「じいちゃんも好き言よった」
父 「みんな好きなんやウルトラマンを」
こども1「お母ちゃんも?」
父 「松潤の次に好きなんちゃう?」 (Mrs.マニア心の中で大爆笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いいですよねー、ほのぼの。なんか温かくなれるひとときでした。
恐るべし、ウルトラマン!
2009年12月07日
小西真奈美っていう女優は、こういう役がピッタリなんだ!
・・そう思えた快作。 これまでの「死神の精度」や「UDON」では、“薄幸”“うつうつ”“天然”いろいろ芸達者なところを見せてはいたものの、もうひとつピンと来なかったんです、私。
それが、今回の単細胞で猪突猛進、竹を割ったようなシングル・マザー役は、啖呵のハギレも良く、ハマってましたねエ。おまけに私の密かにヒイキな村上淳がやさしい同級生・・なんてフツーの役(これまた意外で新鮮)で出ていたり、賠償美津子さんの母親役も気持ちよく・・。少し前まで、なんか意味ありげでちょっと難解な映画が流行った時もあったけど、昨今現実が複雑深刻なだけに、こういうストレートなテイストの映画が見たい人、多いのでは?
2009年11月30日
我らが本広克行監督、さぬき3部作3作目にして、愛すべき“ジミ・ヘン”ワールド、遊び心満載!いやア、好きな人には好きな、そして「サマータイムマシン・ブルース」「UDON」と進めてきた方には絶対楽しめる一作です。
舞台の大半はエスパーたちの集う「サロン・ド・念力」の中。ユニークなオトコ連中と天然ヒロインの織り成すユルいやりとりと打打発止に思わずニンマリ、コネタに苦笑・・の連続で、個人的にはかなり楽しめました。アッ!!恥かしながらワタシ・中井今日子も出てたりしたり??;;例によって、善通寺・丸亀・三木諸々・・味わい深い背景他、お薦めポイントは多々ありますが、まずはあの大作・ヒットメーカーの本広監督が敢えて楽しむ小劇場ワールドをぜひ覗いてみて欲しいです。P.S.映画をキッカケにスプーン曲げに成功する人、続出!
本当だってば!
FM香川「勝手にシネマニア」係
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