2012年2月05日
「幕末太陽伝」は「日活映画100周年記念」ということで上映されている名作です。東宝、東映、松竹より歴史は古い日活映画ですが、今は経営形態がかわってしまい、製作はほとんどしていなくて配給とかが中心のようです。東宝は特撮と怪獣、東映は任侠、松竹はメロドラマと特色があるなかで日活は時代を表す青春やアクションが売り物。石原裕次郎、吉永小百合が大スターで、小林旭や浅丘ルリ子が全盛期を支えていた。そして私の青春時代の日活といえば「日活ロマンポルノ」。ロマンポルノでデビューして腕を磨いた森田芳光、滝田洋二郎、根岸吉太郎、周防正行といったベテランたちが今の日本映画を支えているわけですね。とりあえず「幕末太陽伝」見てください。歴代日本映画ベストテンを選ぶと、いつの時代でも必ず10本に入る名作コメディです!(帰来)
2012年1月29日
アメリカの映画用フィルム大手として歴史が古いコダック社の経営が破綻しました。古くからのアメリカ映画ファンとしては感慨無量であります。大体のアメリカ映画がこのフィルムロゴで彩られてましたからね~。60~70年代のアメリカ映画のエンドロールにも注意してみてください。今や時代はデジタルとなり、その変化についていけなかったのが原因とか。私の持っている一眼レフは未だにキヤノンのアナログフィルムカメラですが、よく撮れますよ~。でも流れというのには逆らえない。「生き残るものは強いものでも大きいものでもない。生き残るのは変化するものである」という格言を思い出しました。(帰来)
2012年1月22日
「マイウェイ」のクライマックスはこの戦闘です。1944年6月6日に行われた連合軍によるドイツ軍への反攻作戦のことです。この日を境にドイツは敗走するわけです。ドラマティックな戦いだけに多くの映画でとりあげられています。「史上最大の作戦」は質量ともにこのジャンルの最高傑作。今でも1年に1回はDVDで見ます。あと「針の眼」「特攻大作戦」は上陸前夜を描いたもの。「最前線物語」のリー・マービンの渋さは特筆もの。でもなんといっても「プライベート・ライアン」がそれまでの戦争映画、上陸シーンの常識をすべて覆した衝撃作です!この戦場描写の影響の大きさは、それ以後の戦争映画を見たら一目瞭然でしょう。「マイウェイ」もその影響が出ているのはもちろんです。戦史マニアの私から見れば史実に忠実なのは「史上最大」が一番。次が「ライアン」。またDVD見ようっと。(帰来)
2012年1月15日
主演の五十嵐信次郎って誰?と思っていたのだが、あのミッキー・カーチスと聞いて驚いた!でもこの名前に反応する人は、音楽、映画好きの50代以上の人でしょう。50年前のロカビリー(当時大流行のロック)の大スターで、アメリカでも活動したし、伝説のバンド、キャロルの生みの親でもあります。さらには立川談志の弟子でミッキー亭カーチス。そしてなんといっても俳優としても一流なんです。岡本喜八監督の「独立愚連隊」に始まり、岩井俊二の「スワロウテイル」からつい最近の「日輪の遺産」まで。自由自在な感性がこんなスタンスを産んでるわけですね。今は3回目の結婚で奥さんは33才下!頑張ってるな~。「ロボジー」では飄々としたなかに頑固さと孤独さを表現するなかなかの演技です。エンディング曲ももちろん歌ってます。知らない人はお父さん、お母さんに聞いてみましょう!(帰来)
2012年1月08日
「ヒミズ」で染谷将太、二階堂ふみがダブル新人賞を受賞したのがベネチア映画祭。数ある映画賞のなかで、実はベネチアほど日本映画に好意的な映画祭はないですね。何十人もの日本人がいろんな賞をとっています。かつてはまず三船敏郎が圧倒的。「羅生門」「無法松の一生」「用心棒」「赤ひげ」。そして最近では北野武でしょう。「HANABI」でグランプリ。「座頭市」で監督賞、「監督バンザイ」ではなんと「監督バンザイ賞」!そして今回は「ヒミズ」が脚光を浴びました。塚本晋也が審査委員をした事もあるし、さて、次は誰がベネチアのスポットライトを浴びるのか?!まじは「ヒミズ」の2人を見に行きましょう!(帰来)
2012年1月04日
毎年、生誕○年とか銘打って映画や特集が組まれています。今年生誕100年の映画監督で特集がありそうな人といえば・・・・。まず社会派の筆頭、今井正。「真昼の暗黒」「キクとイサム」は必見。谷口千吉は、あの八千草薫のご主人でした。そして木下恵介。「二十四の瞳」の監督ということで小豆島でもイベントがあるようです。ドン・シーゲルは「ダーティ・ハリー」です。ミケランジェロ・アントニオーニは芸術派のイタリア映画でおなじみ。しかし皆さん!100才にしてご健在の現役映画監督がおられます!新藤兼人監督です!年末に「一枚のハガキ」が封切られましたが、まだまだ頑張ってもらいたいものです。(帰来)
2011年12月25日
驚きました。森田芳光監督が急死するとは・・・・!61才とは若いです。まったく予期していなかったことでほんとに衝撃を受けています。新作の「僕達特急」が遺作となってしまいました。今、振り返ってみると、初期の作品を除いて、そのほとんどを劇場で見た事になります。「椿三十郎」では高松ロケもありました。シニカルなコメディー、文芸作、サスペンスにドタバタもの、ロマンポルノに時代劇。彼の本質はそのどれもに流れる「人間を優しく見つめる眼」だと思う。番組でも彼の特集をやりたいと思います。私が一番好きな作品は「の・ようなもの」です。今でも古いビデオで時々見るぐらい好きな1本。もう彼の新作は永遠に見られなくなりました。寂しいです。(帰来)
2011年12月19日
トム・クルーズが来日するといつもその過剰なまでのファンサービスに圧倒されますね。2時間半もファンにサインし続けたり、どうでもいいようなバラエティ番組に出て、2流芸人にイジられても笑ってたりと、確かに宣伝という域をわきまえたサービス精神です。ファンサービスが素晴らしいスターとしては、あとジョニー・デップやレディー・ガガも有名ですね。私が学生のころは、ハリウッドの大物スターが日本のCMに出始めた頃で大きな話題でしたが、トムもジョニデもCMには出てないと思います。その分、作品のPRに徹してるわけでしょう。いや~、私も一度はお目にかかりたいものです。(帰来)
2011年12月12日
「鉄腕アトム」のように自立して自己を持つ知能ロボットなら「ブレードランナー(サイボーグ)、「C3PO、R2D2」「ターミネーター」あたり。「鉄人28号」のように操縦者の意思のままに動くのなら「ガンダム、エヴァンゲリオン、パトレイバー」。私がかなり印象的だったのは「アイ、ロボット」のサニーですかね。頭部が人間の頭蓋骨みたいなのに、眼の表情だけがリアルで悲しみをたたえた演技をするというのが驚きました。まぁなかなか、こんなロボットは作られないでしょう。来年公開の矢口史靖監督の「ロボジー」は、どれにも当てはまらない異色タイプ。お楽しみに!(帰来)
2011年12月04日
先週、「白い船」トークで始めてお会いした錦織監督は実に楽しくて人をそらさないうえに、映画愛に溢れた素晴らしい監督さんでした!体格はほぼ私と同じくらいですが、そのパワフルな口調と地元愛に根ざした映画づくりへの情熱はまさに「ほとばしる」という感じで、楽しいお話の合間に圧倒されてしまいました~。これがあの「白い船」「レイルウェイズ」といったしっとりとしたヒューマンドラマを撮った監督さんとは思えないほどの感じでした。監督にも色々なタイプの人がいますが、自分の作品の作風とはかなり違ったテイストという意味で、錦織監督、大ファンになりました。次回作の話題はオフレコなんであまり言えませんが、舞台は隠岐島らしいです・・・・・。また公開時にお会いしたいものです!(帰来)
2011年11月27日
さぬき映画祭のゲストで来られた大森監督と、イベント前夜に打ち合わせと称した飲み会を決行!我々二人の誰も寄せ付けない怒濤の60年代、70年代映画の話題についてこれる人・・という事で、自他共に認める博学のA氏を交えて、実に楽しい時間を過ごしました。今の映画界の話題、若手の映画人の育成といった高尚な話題はさておき、キモは名作映画カルトクイズでした。ここで出題するにはマニアックすぎる所もありますので1問だけ。・・・「荒野の7人、スティーブ・マックイーンとユル・ブリンナーの主演映画をそれぞれ撮っている監督の名前とその主演作は?」・・・・監督と始めてお会いしたのはもう15年も前の事ですが、こんなにいろいろとお付き合いできるとは思ってませんでした。いやぁ、映画は楽しいですね!(帰来)
2011年11月20日
奈々ちゃん、いい女優になりましたね!ショートカットにしてからぐっと好感度が上がりました。赤ん坊みたいな笑顔に反して、役どころはかなりシビアなものが多く、テレビドラマでいじめられる役の「泣かないと決めた日」はチカラ入れて見てましたがな。でも「余命一ヶ月の花嫁」とか、今回の「アントキノイノチ」といった人生に絶望するような演技ができるとは、資質も大したものです。以前、バラエティで三味線弾きながら民謡を歌うのを見て、そのプロ級の腕前に驚いた!このあたりを前面に出した超ドタバタコメディも見てみたい。しかし、鹿児島県出身といえば、他には、稲森いずみにAKB柏木由紀。いやー、また行ってみたくなりにけり。(帰来)
2011年11月13日
「マネーボール」は実際の大リーグ実話を元にした映画。野球の本場、アメリカでも大リーグを舞台の映画は数多いです。「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」「ナチュラル」は選手、「フィールド・オブ・ドリームス」は幻想的な佳作。「エイトメン・アウト」もいい味。それと「ミスター・ベースボール」って知ってますか。アメリカ映画ですが、中日ドラゴンズに入団して外国人選手が主人公で日本ロケ映画。ちなみに中日監督は、なんと高倉健!珍品ですかね。私のイチオシは「メジャーリーグ」1作目。これはスカッとしますよ。阪神タイガースファンの私としては、当時かなりハマりました。しかし、阪神も最近、優勝しませんな・・・(帰来)
2011年11月06日
「カイジ」はあり得ないギャンブルが多い中、1作目に出てきた「チンチロリン」はかえって斬新でした。同じ原作者の「アカギ」はマージャンがテーマ。そして数多くある映画のなかでマージャンといえば、この作品。和田誠初監督作「麻雀放浪記」!これは傑作です。ギャンブルを扱っていながら、青春映画であり、恋愛映画であり、アクション映画でもある訳です。麻雀を知らない人でも映画として見るなら、かなり人生を濃く深く感じる事ができるスグレモノ。若き真田広之と加藤健一、鹿賀丈史の白熱のテンション。しかし私が好きなのは大人の妖艶さ爆発の花芽まりこさまでありました。ぜひDVDで!(帰来)
2011年10月30日
先日のニュースで、「光速を越える素粒子」が発見されたかも!?というのがありまして、「理論的にはタイムマシンが作れる」みたいなノリの記事を読みました。でもまぁ、過去にも未来にも行けるタイムマシンは想像の世界だけですね。というところで映画のおススメは「タイムマシン」です。といっても2004年のリメイクではなく、1960年公開のオリジナルの方です。SFXは手づくり感120%ですが、そのアナログさがかえって、19世紀末のロンドンの雰囲気と相まって、実にいい雰囲気。ぜひDVDでご覧下さい。あと、私の好きなタイムマシンは、映画なら「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン。コミックなら「キテレツ大百科」の木造時間旅行機械ですかね!(帰来)
2011年10月23日
SF映画というと、未来が舞台と思われがちですが、過去を舞台にしたSFもたくさんあります。未来から過去にいってしまうタイムトラベルものというと、最近では「仁」が面白かったし、「バック・トゥザ・フューチャー」は今も輝く傑作シリーズ。そしてあり得ない過去をSFチックに描いたものといえば、公開中の「三銃士」の奇想天外さもまさにファンタジィ。そして何と、西部劇にSFを混ぜたのが「カウボーイ・アンド・エイリアン」。実に心躍る設定です。ガンマンと宇宙人・・。まさに映画!しかも007ボンドとインディ・ジョーンズがエイリアンと戦うなんてね!こういうのを台四参で作るアメリカ映画も大したものです。あ~、面白かった。(帰来)
2011年10月16日
現実は捜査も取り調べも地道なものらしいですが、映画は別。暴力とアクションで楽しませて下さいませ。私の伝説的暴力刑事ナンバーワンは「フレンチ・コネクション」のポパイです!ダーティハリーは見た目がカッコ良すぎるし、「プリット」のマックィーンは渋くて泣けるほどスタイリッシュ。けどポパイは違う!感情むき出しで走って殴って追いつめる。ジーン・ハックマンをこの映画で知って以来のファンです。とにかく「フレコネ」は1も2も傑作です。ぜひご覧下さい!(帰来)
2011年10月09日
もともと体育の日は10月10日でした。曜日に関係なく休日。その後、10月の第2月曜日という事になりましたが、今年はドンピシャで10日です!この日が「東京オリンピック」の開会式を記念した休みという事を知る世代も少なくなりましたね。1964年のあのイベントはまさに国家的行事で、その高揚感と国民を巻き込んだ熱気は今の若い人には想像がつかないはず。映画としては市川昆監督の記録映画「東京オリンピック」は今見ても素晴らしい!そして来年公開「ALWAYS 3丁目の夕日」第3作はこの1964年のオリンピックが舞台です、いや~、楽しみですね!・・・(体育の日も運動せずに映画を見る予定の帰来です)
2011年10月03日
今から43年前のこの年は、世界的にも日本国内でも騒然とした大きな政治的動きがあったエポックな年でしたが、映画史的にも2本のSF映画が公開されたということで「SF映画元年」という人もいます。まず1本は「猿の惑星」。思想としても表現としても超一流の内容で、SFの娯楽的面白さを観客に知らしめたという意味で大きな意味があります。そしてもう1本、SFが子供だましではなく、哲学的にとらえれば人類の未来を予見するという意味での映画が「2001年宇宙の旅」でした。この2本ともいまだにSF映画に影響を与え続けているし、まさにSF映画の金字塔とも言えます。ぜひDVDで原点をお楽しみ下さい。(帰来)
2011年9月25日
今月はリメイクが2本。「猿の惑星」はもう40数年前から続く有名シリーズですが、2002年のティム・バートン版から9年。さてどんなにテイストになってるか。そしてもう1本は「一命」。これ、1962年に小林正樹監督で作られた名作「切腹」のリメイクです。とりあえず、当時と今回の配役を対比してご紹介。「市川海老蔵-仲代達矢」「役所広司-三国連太郎」「瑛太-石浜朗」。うーん、重厚です。私は名画座で観ましたが、息苦しくなるほどの迫力でした。こういうかつての名作がリメイクされる時にオリジナルを見るかどうかはその人の感性。でも・・・。「切腹」と「猿の惑星 第一作」は見てほしいです!(帰来)
2011年9月18日
「アンフェア」は当たり役になりましたが、この人、いつからこんな感じになったんでしたかね?小室ファミリーとして「いとしさとやさしさと心強さと」なんて歌ってた東京パフォーマンスドールの彼女だったのに!私が転換点として見たのは、2002年に放映された三谷幸喜のテレビドラマ「ホームルーム」。生放送の公開舞台コメディの中で、見事に輝いていて、゜歌手じゃなかったの?」と思ったものです。「ハケンの品格」も好きでしたね。「アンフェア」の雪平夏見もクールドジでよかったですけど、映画は妙にカッコよくなりました。私生活も絶好調みたいでご同慶の至りです。(帰来)
2011年9月12日
初めて見たのはもう8年ぐらい前、深夜番組「水曜どうでしょう」でした。妙な独特の存在感とオフビートな立ち位置。しかも異常におかしい。「誰や?」と思ってからファンになったものです。2枚目でもなく、かといって3枚目でもなく、ヘンな役から幕末の志士までOKという懐の広さは、大したものです。「アフタースクール」も飄々としていて好きな1本。「もしドラ」の監督役はオーソドックスすぎて彼の持ち味がいまひとつ出てないような気も・・・。でも「探偵はBARにいる」は当たり役の予感。さて、続編があるのか!?。彼の出るものはすべて追いかけたい衝動にかられるような存在感に拍手です。(帰来)
2011年9月04日
9月になりましたが、季節は秋。秋のタイトルのつく映画をご紹介しましょう。サトエリと八島智人の「秋深き」はなかなか面白いです。サトエリ、いい女になりました。あと小津安二郎監督作品は「秋」がよくつくうえに、どれもが秀作。かなり古い映画ばかりですが、日本人たるもの、こういうテイストにはぜひハマってもらいたいです。まさにホームドラマのお手本。「麦秋」「小早川家の秋」「秋日和」「秋刀魚の味」。そして海外では「秋のソナタ」に「オータム・イン・ニューヨーク」・・・・・・。秋にふさわしいのもあればどーでもいいのもあり。秋の夜長にぜひ「秋の映画」をどうぞ!(帰来)
2011年8月28日
70年代映画少年の私が、高校時代に熱狂した4本の映画が上映され、なかばドキドキして行ってきた。10代の頃の感性と今の感性が同じだとは思わないが、映画というくくりだと果たして同じ感動を得られるかどうか・・・。「八月の濡れた砂」は当時と同じくいまひとつ主人公に共感できなかったが、「約束」と「めぐりあい」は今見てもよく出来たラブストーリーだと確信しました。特に「約束」は今の若い世代も必見!。そして「忍ぶ川」。当時はけっこう感動したのだが、今見るとこのヒロイン像にはいささか辟易してしまう。栗原小巻は可愛いけど。皆さんもかつての「思い入れの強い映画」を再建する時は注意してください!(帰来)
2011年8月22日
19、20日の玉藻公園屋外上映会、みなさんありがとうございました。私は19日だけの出番でしたが、2日間とも無事に終了いたしました。星空とはいきませんでしたが、屋外の城跡でみる「安土城」の映画はなかなか趣があり、満足しました。高松城天守閣復元というう大きな夢を語ってくれたゲストの西山さん、土居先生。そしてなんとかじゃんけんまでこぎ着けたMC(汗)。また来年もやりたいですね!(帰来)
2011年8月14日
お盆の今の時期、日本は「鎮魂の夏」となる。ヒロシマ、ナガサキ、北方領土、そして終戦記念日。多くの人が亡くなった負の歴史をキチンと伝えていきたいものです。終戦関連映画は数多いですが、この間のニュースで「山本五十六」がまたまた映画になるようです。役所広司主演で監督は「八日目の蝉」の成島出監督。さて、山本五十六、何人の人がピンとくるでしょうか?「誰ですか?」という世代はぜひネットで調べて下さい。太平洋戦争の軍人を描くのにはそれなりの覚悟とポリシーを持って欲しいと思います。公開は来年らしいが大いに興味があると同時に、かなり心配している私です。21世紀、大震災後、世界テロ戦争。さて作り手は何を描くのか!?・・・(帰来)
2011年8月07日
スプラッターとかホラー映画でなく、「怨念・恨み・因果・情念・愛憎」といったテイストが満載なのが、古来より伝わる日本独自の怪談物語。「四谷怪談」「番丁皿屋敷」「火喰鳥」、「累ケ淵」「牡丹灯籠」とかご存じですか!?もちろん映画化もたくさんあります。「四谷怪談」もいろいろあるが今も通じるモダンな1本が中川信夫監督の「東海道四谷怪談」。そしてまさに美しくて怖いのが山本薩夫監督の「怪談・牡丹灯籠」。これはよくできてます!暑い夏の夜、ぜひDVDで・・・・!(帰来)
2011年7月31日
・・・3人は、小松左京、星新一、そして筒井康隆です。もう筒井さんしか生きてませんが・・・。まだまだ世間に認められてなかったSF小説を日本に根付かせた3人の業績は語り尽くせません。実は小松左京本人に会った事があります!もう30年以上前、高松に公演にきた氏を楽屋に訪ねていき、「日本沈没」の初版本にサインをもらいました。「よく持ってたねぇ」と言われたものです。星新一には宮脇書店のサイン会で会って「キライってどう書くの?」と言われましたよ!筒井康隆のはまだもらっていません・・・。なんといっても「時をかける少女」の原作者ですから偉大です!(帰来)
2011年7月24日
とうとう終わってしまいました。7月24日正午をもって日本のテレビを支えてきたアナログ放送が終了。25日からは「砂嵐」映像しか流れません。考えてみると、わが家がデジタル化してから4年。映画マニアとしては、「高画質」というふれこみに弱いし、確かにデジタル画面の鮮明さは大したものです。でも実際に「双方向」なんてした事がないし、文字放送やデータ放送もあんまり縁がない。とにかく「画質」だけは合格点です。一度デジタル放送を見たらアナログ放送には帰れなくなるというのは正解でした。さて、これからはどう進んでいくんでしょうか。ブルーレイも進化していくだろうし、次のテレビはどこへ進んでいくんでしょうか。テレビ第一世代の私としては眼が離せません。(帰来)
2011年7月17日
「忍たま乱太郎」が三池崇史監督だと知って、いまさらながら彼の「振り幅」の大きさに感心した次第です。そのゴツい風貌からアクション中心の監督と思われがちですが、バイオレンスだけでなく、「忍たま」「ヤッターマン」「ゼブラーマン」「妖怪大戦争」も撮ったりする。で、どれもが並以上の出来。さらには「十三人の刺客」「一命」なんて時代劇を撮って海外での評価も高いというスーパーディレクター。ハズレがないというのは頼もしい。そして新作がなんと!「愛と誠」だって!みなさん、知ってますか?70年代の傑作ドラマ。これは楽しみになりました~!今年も眼が離せそうにありません。(帰来)
2011年7月10日
映画でもおなじみ、アメリカNASAのスペースシャトルがついに引退してしまい、これで宇宙に人間を送る手段を持つのはロシアだけとなりました。1981年の初飛行は日本にも生中継され、胸をワクワクさせて見たのを覚えてます。2度の悲劇的事故を乗り越え、引退とは感無量ではあります。宇宙ものには欠かすことができないスタイル。「アルマゲドン」「ディープ・インパクト」「007ムーンレイカー」「フライングハイ」などなど。さて次の宇宙船はどうなるんでしょう。余談・・・「ディスカバリー」という名前が「2001年宇宙の旅むに敬意を払ってつけられたのを知ってましたか???(帰来)
2011年7月03日
「うちのカミさんがね」というのは名訳ですなー。「僕の奥さん」でも、「わたしの家内」でも、「あたしの女房」でもなく、これでなくてはならない訳です。ピーター・フォークは知らなくても「刑事コロンボ」は知ってるでしょう!エピソードを思い出したらキリがないのでひとつだけマニアックな話を。1965年のコメディ映画の傑作「グレートレース」をぜひDVDでご覧下さい。ジャック・レモンの子分、マックスを演じてるのが彼。コロンボからは想像できない軽い身のこなしとトボケた演技で絶妙のアシストです。あと、あのヨレヨレのコートは私物らしいです。コロンボは映画にはなりませんでしたが、映画ファンからも大きな支持を得た名作。今週末はコロンボにひたります。「あ~、あと、もうひとつだけいいですかね?」(帰来)
2011年6月26日
ダニー・ボイル。今やアカデミー賞監督ですよ。「スラムドッグ・ミリオネア」は世間的評価とは別に個人的には「大絶賛」とはいかなかった1本。あまりにもテンポがよすぎて、少年たちに感情移入する間もなくというか、年取ってついていけなくなっただけなのか・・・。でも96年の「トレイン・スポッティング」にはハマりました。強烈なカッティングと映像、編集と超速テンポ。ボイル映画の入門者はこの1本を避けて通れないですね。「ザ・ビーチ」は避けてもいいですけど(笑い)・・・。(帰来)
2011年6月19日
「X-MEN」はアメリカのコミック雑誌「マーブルコミック」から登場したヒーローです。この雑誌から映画化されたスーパーヒーローの実に多いことにはびっくりします。まず、スパイダー゜マン、アイアンマン、超人ハルク、ファンタスティック・フォー。地味なところで、デアデビルにゴーストライダー。間もなく公開、マイティ・ソーもこの仲間。ちなみに「スーパーマン」はDCコミックスという別の雑誌です。やっぱり固定ファンがついてる訳ですが、映画としての質が高いのが多いですね。コミックのファンも映画のファンもどちらもが満足するという高いハードルをクリアしています。個人的にはファンタの4人組がバカバカしくて好きだな~。(帰来)
2011年6月12日
「花子の日記」、主演の永島敏行さんといえば、日本映画界のスターです。今年55才の彼の代表作をぜひDVDでご覧いただいたうえで、彼の凄さを改めて知ってもらいたいものです。まずオススメは「サード」。少年院での野球少年の姿が深い感動を呼びます。続いて「遠雷」。これは必見!都会近郊でトマトを作る青年の心の彷徨を鮮烈に描いた根岸吉太郎監督作品。私もこの年のベストでした。あと「ガメラ2 レギオン襲来」の自衛官はカッコいいですよ。考えてみるとすでにこの時、水野美紀さんと共演してましたね!存在感たっぷりの彼のハジけた姿が「花子」では見られます。(帰来)
2011年6月05日
さぬき映画祭はご存じのとおり、優秀企画を翌年までに映像化してグランプリを競う訳ですが、ここしばらくコンテストに出品した50分バージョンでなく、ロングバージョンにして1本の映画として劇場公開される作品が増えてきて、うれしい限りです。たくさんの人に見てもらってこその映画です。不肖、私が原作の「高松純情シネマ」はホールソレイユで、そしておととしの「グラキンクイーン」は首都圏の劇場で公開されました。で、今回の「花子の日記」はワーナーマイカルで堂々の上映!地元映画ファンとしてしっかり応援しましょう!(帰来)
2011年5月29日
「マイ・バック・ページ」は実に深い作家性がある渾身の1本。くわしくはまた改めて・・。で、監督の山下敦弘と脚本の向井康介は大阪芸大の出身。実は大阪芸大の映像学科は最近、豊かな才能を送り出しています。「川のなかからこんにちは」の石井裕也、そして香川にもおなじみ「青空ポンチ」のアサオヨシノリ監督もここの講師。またまた大森一樹監督は映像学科の学科長。映像というなかなか世に認められにくい分野ながら、日本映画界を担う人材を輩出しているというのは実に素晴らしいです。山下敦弘監督は「天然コケッコー」「松ヶ根乱射事件」「リンダリンダリンダ」とハズレなしの監督!ぜひ今回もご覧下さい!(帰来)
2011年5月22日
最近、映画館の大スクリーンを利用して、「映画」以外のものを上映する試みが盛んです。オペラやミュージカルを大スクリーン、高品質の音響で堪能できるのは、舞台を直接見に行けない香川県民にとってはありがたい事です。少々値段が高くてもそれなりの価値はあると思います。去年も浜崎あゆみのライブなんかもやりましたね。で・・・・実は、5月24日からついにワーナー綾川でもAKB48のライブが連続中継される事になりました。まぁ、時間の許す限り行く予定ではありますが、これって、やはり「映画」ではないので「年間鑑賞本数」には入らないですね~。映画館でライブを生中継で楽しむ・・・。アナログ世代には想像できませんでした・・・。(帰来)
2011年5月15日
傑作西部劇「トゥルー・グリット」がリメイクという事、知ってますか?実は今から42年前、1969年に公開された「勇気ある追跡」が元ネタです。もちろん、私は当時スクリーンで見ましたよ!主演はジョン・ウェインでこの作品で見事念願のアカデミー主演賞をとりました。もう彼を知ってる人は確実に50代でしょうね。西部劇といえば彼でした。野暮で無骨で優しくてタフな西部男を演じたら絶品だったなー。亡くなって32年。ミスター・ハリウッドウエスタンの彼の魅力をこの機会にぜひ!おススメは「リオ・ブラボー」ですが、私は「黄色いリボン」とか「騎兵隊」も好きです。あぁ・・・マニアック・・・。(帰来)
2011年5月08日
以前、この欄でAKB48のPVについてお話しましたが、追加情報をお知らせします。5月25日発売の新曲「Everyday、カチューシャ」は6月公開の映画「もしドラ」の主題歌ですが、この曲のPV、なんと我らが本広克行監督が撮ってます!この間、直接ご本人にメールしたら、「グアムで撮りましたよ。楽しみにしててください!」とのお返事をいただきました。考えてみると本広監督のデビュー作「7月7日、晴れ」はバリバリのアイドル映画でした。ぜひ皆さんもご覧くださいませ!(帰来)
2011年5月02日
赤塚不二夫は、「昭和のギャグマンガ王」というくくりですが、その生き方と思考そのものがギャグであり、破天荒な人生だったという意味で、実に味わい深い人でもあります。映画との関わりはそう深くはないですが、今回の「これでいいのだ!」を見て、非常に面白かったと同時に、昭和という枠組みの中で存在した稀代の「変人」に敬意を表したいと実感しました。シェー!というギャグを知ってる人は50代!?(帰来)
2011年4月24日
70年代に青春を過ごした世代にキャンディーズの名前は不滅です。僕が初めて見たのは「8時だよ!全員集合」でアシスタントをやってた彼女たちでした。当時センターを張ってたのが、田中好子ことスーちゃん。あの当時はまさか彼女がこんなに個性的な女優になるとは思わなかったものです。アイドルから本格派女優へという道は、今もアイドルたちの先駆者でもあります。そしてまさか、こんなに早く逝ってしまうとも思わなかったです・・・・。同年代である僕らは、青春時代のシンボルでもあった彼女の歌う姿と、いい風合いを醸し出していた晩年のお母さん役を永遠に忘れないでしょう。「微笑みがえし」の歌詞のように。 「私たち 別れていくんですね 」・・・・・・。(帰来)
2011年4月17日
「ガリバー」はジャック・ブラックの面白さ全開ですねー。彼ならではのバカバカしい役です。実は私は彼のファンです。最初に見た「愛しのローズマリー」がファレリー兄弟監督のバカバカシイ映画なのに、ラストで泣けるという実に不思議な映画でした。これで彼にハマり、「スクール・オブ・ロック」でますますハマりました次第です。「キングコング」はちょっと別に彼でなくても・・・とは思いましたが。彼の持ち味はハチャメチャさと、その裏に見え隠れするあたたかさと優しさという感じでしょうか。とにかく「ガリバー」をまずはご覧下さい。(帰来)
2011年4月11日
4月12日は50周年なんです!といってももう知ってる人は少なくなったでしょうねー。1961年のこの日、人類は初めて宇宙飛行に成功しました。ソビエトの飛行士、ユーリ・ガガーリンが人類最初の宇宙飛行士です。この時の名セリフが「地球は青かった」。当時、小学生だった私は、学校から映画教室でこの記録映画を見に行って大変に感動したものです。アメリカの有人飛行はそれに遅れること1ヶ月。5月にカーペンターが宇宙を飛びました。このあたりは「ライト・スタッフ」をぜひご覧下さい。実は未だに宇宙中年なんで、この話を始めると・・・・。さて、人類は月世界から向こうに行けるのか!?(帰来)
2011年4月04日
今から57年前の映画史に残る名作「二十四の瞳」が小豆島を全国区にし、香川を観光立県にさせたわけです。で、小豆島の人たちがその遺産を大切に保存し、今も新しい光を当て続けているというその事が、島で映画ロケが続くきっかけになっています。暖かい日差しと美しい島影。やさしい人々の心根と、心を癒やされる風物。今回の「八日目の蝉」でも遺憾なくその魅力がスクリーンに溢れている。昭和62年にリメイクされた時のセットが、今の「映画村」です。テレビドラマ版もここでロケ。「僕とママの黄色い自転車」もありましたねぇ。とにかく「八日目の蝉」を見て、また島にわたりたくなりました。(帰来)
2011年3月20日
前回のこのコーナーで747ジャンボの引退を書きましたが、今週は新幹線です!「しんかんせん大集合」は子どもたちに大人気のようですが、私の世代にも新幹線は強烈な印象です。東海道新幹線開通時に小学生だった私は「夢の超特急」といわれたこのノリモノに大きな感動を得たものです。映画では「新幹線大爆破」がベスト作品。今に至るまで新幹線ものの決定作です。もうひとつが「動脈列島」。なーんもいわずにこの2本を見て下さい。テレビの2時間旅情サスペンスでは新幹線は単なる移動風景ですが、この2本での新幹線はまさに「生きている」という感じです。(帰来)
2011年3月13日
ヒコーキマニアの私ですが、747ジャンボの引退には大変に感慨深いものがあります。大量高速輸送時代のエースとして登場してから40年。その堂々たる巨体と、エレガンスすら感じさせる優美なスタイルはまさに「空の女王」というか・・・。70年代以降の映画でもとにかくよく登場しましたね~。「大空港・エアポートシリーズ」といった民間型から、「エアフォースワン」の大統領専用機、その他普通のドラマでも空港、航空機といえばジャンボが出たものでした。日本映画でも「ハッピーフライト」「沈まぬ太陽」。テレビでもとにかくたくさん!ひとつの時代が終わり、次世代はエアバス380とか、777、787あたりにバトンタッチされていくんですね~。さてプラモデル作ろっと。(帰来)
2011年2月27日
2月20日のイベント「美味シネマ」、大変お世話になりありがとうございました。多くの人に楽しんでいただけたようで一安心です。映画とスイーツという組み合わせがどうだろうと思いましたが、やはり「おいしいもの」の威力は大ですね!
讃岐プリンと、プレート、倉敷珈琲館のコーヒー。そして「ちょんまげぷりん」のほんわかとした面白さ。2月の日曜日の午後、じつにいい時間でございました。たくさんのプレゼントもあり、スポンサーの方々、そして多くのご協力いただいた皆さん!次もやりましょうね!
映画も甘いものも大好きな私なんで、こういう企画は大賛成。また次をお楽しみに!(帰来)
2011年2月20日
今や国民的アイドルと呼ばれるAKB48ですが、ワーナー綾川でドキュメンタリィ映画が公開になりました。アイドルの映画進出の定番企画を逆手にとり、バックステージ、私生活密着のドキュメンタリィでスクリーン進出はいい選択です。かくいう私は、彼女らの楽曲に「昭和のアイドル=キャンディーズ、アグネス・チャン、ピンク・レディー」を彷彿と感じて、けっこう聞いてます。でもそれぞれの曲のPVはスゴイですよ!そうそうたる映画監督が撮ってます。「ヘビーローテーション」は蜷川美花。いかにも彼女らしい極彩色のファンタジィ。「桜の栞」は岩井俊二。「花とアリス」を思い出します。新曲「桜の木になろう」は是枝裕和。ドラマ性がありなかなかのテイストです。ぜひ一度見て下さい!(帰来)
2011年2月13日
「毎日かあさん」では、頑張ってるというより、全てにお疲れモードなのになんとか踏ん張っているという雰囲気をうまく醸し出したKYON2(キョンキョン)ですが、「生徒諸君」から「風花」といった主演映画が多い中で、私のベストは1988年公開の「快盗ルビイ」です!和田誠監督の絶妙な演出と、相手役の真田広之のフレッシュと、彼女のファンタジックな存在感が相まって、おとぎ話のように可愛くて楽しい映画となった奇跡の1本です。とにかく楽しい!主題歌は大瀧詠一。超おススメの1本です。「怪盗」ではなく「快盗」なんで注意して!(帰来)
2011年2月06日
「あしたのジョー」実写映画化に驚いて期待する世代は、間違いなく70年代に青春を送った40代後半以降の世代でしょう。かくいう私もその1人。当時、「週刊少年マガジン」に連載されたボクシング漫画の名作は、70年代という政治の季節と相まって、間違いなく「時代の顔」となり、社会現象ともいえるブームとなりました。映画で伊勢谷友介が演じる力石徹の・・・(ネタバレ禁止)は、大きな話題となりました。今回は予告で見る限り、どのキャストも雰囲気は最高です!山下智久も肉体改造がスゴイ!とにかく、ジョーを知ってる人も知らない人も、まずはこの世界にハマってほしいです!たて!たつんだ!ジョー!(帰来)
2011年1月30日
「白夜行」の堀北真希はいいですよ~。抑制された演技プランで頑張ってます、監督の指導がよかったのかも。彼女をうまいなぁと思ったのは2005年の「三丁目の夕日」。17才だというのに、なかなか熱演で単なるテレビドラマの枠に収まらない器の大きさを感じたものです。
コメディからシリアスまでこなせるし、22才という若さをあわせると、日本映画のミューズになるのかも・・・・?若手を伸ばすのは、作品を選ぶプロデュース能力なんで、周囲がキチンと育てようとするのなら難役にも挑戦させるはず。今回はその第一歩かもわからんなぁ。
でも去年のテレビ「特上!カバチ!」はいささかハズしたような気も・・・・。ま、とりあえず「白夜行」見てね!(帰来)
2011年1月23日
推理小説を映画化するのは難しいですね。犯人もお話も全部公表されてるし、変に犯人や動機を変えると、物語がガタガタになったりします。東野圭吾作品は多く映画になってますが、長編ほど映画化が難しいのは当たり前。2時間でドラマを作るのは大変です。「マークスの山」も映画では切り込み不足だったが、「犯人に告ぐ」はトヨエツの存在感のおかげで見応えある1本でした。でも私がこれはスゴイ!と思ったのは夏樹静子原作、澤井信一郎監督の「Wの悲劇」でしょう!薬師丸ひろ子が演技賞総なめの名作。原作のストーリーを劇中劇にして、それを演じる役者たちを中心に、もうひとつの「Wの悲劇」をドラマにするという大胆な設定。ぜひDVDでご覧下さい。(帰来)
2011年1月16日
SMAPのメンバー5人はそれぞれ映画でも主役を張っていますが、純粋に映画俳優としてみると、最近は稲垣吾朗が独特の「悪のオーラ」を放っていて、圧倒される。木村拓哉が何をやっても木村拓哉に役を引っ張ってくるのに対して、一番役になりきる振幅度が大きいのが草剪剛ではないですかね。「黄泉がえり」「名もなき恋のうた」「日本沈没」。どれもが役になりきってます。しかし、テレビドラマ「僕の歩く道」に始まる一連のシリーズでの役の完成度はかなり高いです。今回の「僕と妻の1778の物語」はそのテイストを十分に残した佳作です。俳優としての彼を堪能してください!(帰来)
2011年1月09日
成人式・・・。私ははるか彼方に消え去っていますが、20才以上の人には、間違いなく20才の時があったわけです。当たり前か。今年の成人が生まれたのは1990年。ちょこっと振り返ってみると・・・・・・。
ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー初来日。黒澤明監督がアカデミー名誉賞受賞。礼宮殿下と川嶋紀子さんご成婚。「踊るポンポコリン」「あ~夏休み」がヒットし、「バックトゥザ・フューチャー3」、「少年時代」「フィールド・オブ・ドリームス」がヒットしました。
で、成人式スターというと・・・谷村美月、本郷奏多、林遣都、福田沙紀にエマ・ワトソン。まだ二十歳?!みたいなメンツですな。今年の活躍に期待!(帰来)
2011年1月04日
正月休みに映画館に行った事がない私ですが、その分、テレビをしっかりとみてしまいます。かつては「正月映画劇場」・・・みたいな番組があって、長編映画なんかをやっていたものですが、最近はDVDやBS、CSのおかげで地上波で映画はあんまりやらずにひたすらお笑いバラエティばっかりが流れてます。そんななかで、個人的にハマった番組はやはりドラマでした。まず「JIN-仁-」の再放送。結局見てしまいましたがな。よくできてます。それと「新参者-赤い指-」。大変な力作で圧倒されたが、こんんなに暗くて重い話をよく正月に放送したなーという勇気に拍手。あとは「お笑い」と「箱根駅伝」。初映画は来週ぐらいですかね!(帰来)
2010年12月31日
年末に大阪城ホールで行われた「竹内まりやライブ」に行って来ました。何を隠そう超ヘビーなファンである私ですが、ライブは初めて。3時間じっくり堪能してまいりました。観客層はかなり高く、最初から総立ちになる事もなく(笑)、彼女の歌を深く聴くにはもってこいの環境でしたねー。合間のMCも決して浮ついた所はなく、デビュー33年の彼女の歴史とともに、歩んできた我々ファンの歴史もまた振り返るという実に味わい深いひとときでした。滅多にライブに出かける事のない私ですが、なんのかんのいっても、1975年と2006年のの歴史的イベント「よしだたくろうinつま恋」には参加してます!最近は山下達郎や山本潤子・伊勢正三とかも出かけたりしました。映画ももちろんですが、ナマの歌声というのもたまにはいいものですね~!(帰来)
2010年12月19日
さぬき映画祭、宇多津映画祭、宇多津の「うたんぐら」での映画のお話と、今年もいろいろな映画イベントに参加させていただきました。一番印象的だったのは、ロケーションが抜群だったという意味でお盆に玉藻城で野外上映した「築城せよ!」ですかね。夕暮れのお城を見ながら、映画鑑賞。しかもゲストの阿藤快さんの楽しさ。まさに戦国時代でしたね。あと、例によって本広克行監督や高畑淳子さんとの、オフレコ懇親会とか(笑)なかなかに楽しい1年でした~。さて、来年も色々なイベントに参加したいです。ぜひ皆さんもご一緒に楽しみましょー!(帰来)
2010年12月12日
古今東西、クリスマス映画は数々あれど、私のおススメは、日本映画ならバブル期真っ直中に封切られた「君は僕をスキになる」ですね。加藤雅也と斉藤由貴ですが、なんといっても主題歌がヤマタツの「クリスマス・イブ」ですから!これで映画史に残るといっても過言ではない。洋画ならオールドムービー「ホワイト・クリスマス」もいいですよ。深い雪に覆われた豪華山荘、大きなツリー、プレゼント、サンタ、七面鳥とワイン。そしてお約束のハッピーエンドに流れるのはビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」。・・・・ムード満点ですね!まぁ、間もなくイブですが、皆さんは以下にお過ごしの予定でしょうか!?(帰来)
2010年11月21日
キネマ旬報から「映画遺産-アニメーション篇」が発売されまして、僕も楽しんで読みました。日本と外国に分けて、映画人が選んだ100本ずつが掲載されています。宮崎駿アニメはここでもたくさん選ばれていますが、東映動画スタジオが作った数々の名作がすごく懐かしかったです。日本で最初のカラーアニメ「白蛇伝」、「少年猿飛佐助」。そして手塚治虫がキャラ設定をした「西遊記」や「わんわん忠臣蔵」など、当時の少年たちの心を熱くしたものです。ちなみに東映動画がテレビ用に作ったのが「狼少年ケン」。この主題歌が、今、チューインガムのCMソングになってますが。「かむんとニャンニャン」とかいうヤツです!良質のアニメを作った東映動画のスタッフには若き日の宮崎駿や高畑勲もいました。最近は、ジブリに席巻されてるアニメ界ですが、ぜひこの時代の作品群もDVDで!(帰来)
2010年11月14日
さぬき映画祭のプログラムの中で、21日にサンポートで上映される「野獣死すべし」について少しだけお話です。原作の大藪晴彦が高松市出身の作家ということは知ってましたか?日本で初めて「ハードボイルド」を定着させた人でもあります。ドライで乾いたアクションと無機質な殺人者の心理を描いて大ブームになりました。彼の代表作が「野獣死すべし」。このベストセラーが映画化されたのは過去3回。主人公のクールな犯罪者を演じたのは、仲代達矢、藤岡弘。そして今回上映されるのは、松田優作!1980年の村川透監督のこの作品は、それまでと違って、主人公も映画も実に哲学的で虚無的で、まさに優作のハマリ役となりました。この機会にぜひ映画館で!上映のおまけとして、不肖、私・帰来雅基の解説が映画のあとについております・・・・・。(帰来)
2010年11月07日
21世紀最大のファンタジィ小説「ハリー・ポッター」、映画版もとうとうラストステージに突入です。11月19日公開作は、前編で来年公開がホントの最終作。でも小説では最後の一巻です。第一作の「賢者の石」が2002年だから、主役トリオもまだ少年少女でしたね~。今や、フツーの青年にスレンダー美女だから時は早く過ぎるわけです。と同時に映画のテイストも子供向け冒険ファンタジィから、「アズカバンの囚人」あたりから、妙にダークな怨恨物語に傾斜しつつあるような気も・・・。画面も段々暗くなってきてますがな!原作を読んでる人は結末をご存知でしょうが、映画は映画としての結末のつけ方があるかも?とにかくハリー、ロン、ハーマイオニーともあと2本!(帰来)
2010年11月02日
私の最近のお気に入りが彼女なんです。実は6年ぐらい前に、日曜の昼間放送してた「噂の東京マガジン」で森本毅郎のアシスタントをやってた頃に見てたんですが、まぁ、表情も口調もカタクてお人形さんみたいで、まったく「棒」みたいな感じでした。それがなんと!何が彼女をここまで脱皮させたんでしょう!テレビ「ハガネの女」は最高にカッコよかったね。「男前」感覚でしょうか。篠原涼子とか、米倉涼子とか最近はこういうテイストがウケてるんですな。「死刑台のエレベーター」では男を翻弄するファム・ファタールだが、彼女になら振り回されてみたい私です。(帰来)
2010年10月24日
「インシテミル」は中田秀夫監督。私の長い映画鑑賞歴の中で1,2を争う「ゾッとしたホラー映画「女優霊」の監督でもある。私はことある事にこの映画の恐ろしさを言ってますが、ぜひ一度DVDで観て下さいね!まず「そこに確かに何かがいる」という怖さ、「それが何かはわからないが間違いなく自分に悪意を持っている」というおぞましさ。血しぶきスプラッターや音や光で驚かせようとする演出とは一線を画したホラー映画の神髄でもあります。ラストはちと弱いと思うけど・・・。主演は白島靖代と柳ユーレイ。この間久しぶりに観ましたが、やっぱり怖かったですっ!!「リング」も中田作品ですが、あの貞子よりコワイぞ。(帰来)
2010年10月12日
今週末、またまた時代劇が公開されます。「桜田門外ノ変」。そのものズバリ、幕末の井伊大老暗殺事件を正攻法で描いてます。ここんとこ幕末~明治維新がクローズアップされてるのはやはり大河ドラマ「龍馬伝」の影響が大きいでしょうね。かくいう私も毎週欠かさず見ております。福山龍馬は目元涼しく、男気に溢れ、しかもカッコよくて非の打ち所なし。でもこのドラマのもうひとつの肝はやはり岩崎弥太郎でしょう!香川照之、うまいよ。陽に対する陰、若大将に対する青大将(古いね)、ひまわりと月見草。弥太郎がいてこそ引き立つ龍馬なんです!あと7回となりましたが、いよいよ佳境へ。ぜひご覧下さいね~!(帰来)
2010年10月03日
最近、「昭和のスター」の訃報がいろいろ相次いでいます。谷啓、小林桂樹に続いて、池内淳子も亡くなった。さらに海外では、「俺たちに明日はない」のアーサー・ペン、そしてトニー・カーチスも亡くなりました。池内淳子は、テレビドラマを通じて私が初めて知った「大人のおんなの人」。「カツオ風味の本だし~♪」でした。そしてアーサー・ペン!アメリカンニューシネマの傑作に続いて「アリスのレストラン」「小さな巨人」は私の高校時代の大好きな映画。さらにはジェイミー・リー・カーティスのパパがトニー。二枚目でした。この1本というと「グレートレース」!これはスラプスティックコメディの大傑作です。1年に1回は見直してますね。20世紀のスターはスクリーンの中で永遠です!(帰来)
2010年9月28日
9月25日はいろいろな意味で大変に面白い1日でしたー!本広監督、村上プロデューサーや香川のスーパーレディ、香西さん、香川大学の水尾君・・・このあたりはトピックス参照・・・いろいろな方と映画のお話ができ、オフレコの部分でも実に有意義で楽しい時間が持てました。こういう感じで、映画を通じてたくさんの方と知り合え、映画の話ができる事をほんとになありがたく思います。イベント前半のトークライブは好きな事ばかり言わせてもらいましたが、後半はアカデミックな展開もあり、ほんとに面白かったです。またいろいろな映画関連行事に首を突っ込みたいと思いますので、何にでも声をかけてくださいね~。(帰来)
2010年9月12日
いよいよシリーズ最新作にして最終作「海猿3」が公開になります。しかも「邦画大作史上初の3D」って売り文句です。いや~、海上保安官、仙崎大輔の登場からもう6年もたったんですね。映画第一作では一人前になるまで。テレビシリーズを経て、2006年の映画二作目では危機一髪の大型フェリーを舞台に頑張りました。今回は天然ガスの海上プラントが舞台です。このシリーズ、キャラクターが物語と共に成長してきています。一作目でナンパした女の子と付き合い、結婚して子供が生まれて・・・・。加藤あいも伊藤英明も役とともに成長してますよね~!さて3D!これは映画館で見なくては!(帰来)
2010年9月05日
間違いなく今年の顔になる彼女にご注目下さい。新作「悪人」でのOL役はもちろん、普通の女の子から、ちょっと影のある役、または女の底意地の悪さを表現するその感性には驚かされます。沖縄出身の25才。眼力はあるよ~。「クヒオ大佐」での学芸員もハジけてましたが、今回の「悪人」では女の恐ろしさも感じさせてくれる熱演。で、間違いなく今年の話題になるのが落ちこぼれ女を熱演した「川の底からこんにちは」。これ、今年の秋、香川でも上映されるかも!?要チェックです。でも彼女、デビューは11才。皆さん、Folderというグループ知ってるかなー。ボーカルでした。それと「モスラ2」にも出てました。芸歴、長いっ!(帰来)
2010年8月29日
お盆が過ぎて、高校野球が終わると、日本列島は急速に「夏の終わりモード」に入ります。まぁ、今年は猛暑でまだまだ暑いですけど、気分は9月に向かいつつあります。人生のうち、少年期を「夏」すると、オトナへの入り口にたった時間は夏の終わり」とも言えます。少年は夏の終わりの季節、大人への扉を開ける・・・。私が高校生の時に見た「おもいでの夏」は70年代の名作です。年上の人妻と高校生。アメリカ東海岸の海辺を舞台にした心にしみる1本でしたねー。毎年、今頃の季節になるとジェニファー・オニール、思い出すなー。ミシェル・ルグランの音楽は今もCDで聴いてます。機会があればぜひ!(帰来)
2010年8月22日
お盆に映画関連のイベントが2つありました。ひとつは12日夜に玉藻公園で行われた「築城せよ!」と阿藤快さん、増田プロデューサーとのトーク。で、実はその日の夕方、もうひとつイベントがあって、これは高松高校昭和49年卒の方々の学年同窓会だったわけです。私は学年は違いますが、例の「ほっこまい 高松純情シネマ」を上映してくれるってんでお話に出かけました。で!特別ゲストが参加してくれまして、なんと、高畑淳子さんとご一緒しましたよ!わざわざこの同窓会のために帰省され、東京にトンボ帰りしました。トークは相変わらずの楽しさでお相手した私も、大満足しました。超多忙なのにこの気さくさとフットワークの軽さには感謝感激です。秋からフジテレビの昼オビのドラマで主演するそうです。応援よろしく!(帰来)
2010年8月15日
お盆です。帰省された方、まだ番組やってますよー。しかし、映画評論家今野雄二さん死去のニュースは驚きました。66歳。実は我々の公開シネマトークの第3回目のゲストが彼でした。平成9年冬の事。実に静かでそれでいて映画への愛情が溢れるオシャレな紳士でしたね。上映作品は「七年目の浮気」。パワフルなトーク・・というのではなかったけど、実に楽しいひとときを過ごせたものです。ご冥福をお祈りします。(帰来)
2010年8月08日
お盆です。8月は日本人なら忘れてはならない鎮魂の月。6日の広島原爆忌。8日のソ連参戦の悲劇。9日は長崎原爆忌。そして15日は終戦記念日です。この時期、テレビや新聞では色々な特集や記事が掲載されますが、ぜひ全部読んだり見たりして下さい。65年前、日本と日本人がどういう状況に置かれ、何があったのかという事を知るのは、平和な時代に生きる我々の義務でもあると思います。毎年、この時期に見るのが東宝映画「日本のいちばん長い日」です。8月15日を迫力と鮮烈なタッチで描ききった岡本喜八監督の傑作。1年に1回見ますが、毎年新しい発見があります。この機会にぜひ!(帰来)
2010年7月31日
玉藻城イベントって事ですが、日本映画にも「お城」の出てくる映画はたくさんあります。大体が時代劇なのは当然ですが、戦国時代、江戸時代。とにかく我々日本人とは切っても切れない「お城」が印象的な映画を思い出してみます。まず最近では「火天の城」。安土城を造った棟梁と信長のお話。「梟の城」とか「戦国自衛隊」では、天守閣が物語の大きな要素になってました。あと黒澤明の「乱」では、姫路城や熊本城でのロケもさる事ながら、富士山麓に実物大の大天守閣のセットを作って、ラストで盛大に炎上させて話題になりました。四国にもいいお城はたくさんあります。高知城、松山城、丸亀城。あと今治城なんかも穴場かも。武士の世の中に思いをはせつつ、玉藻城でお会いしましょう!(帰来)
2010年7月25日
・・・・と、いう事で7月31日、宇多津の「うたんぐら」で「映画監督・黒澤明を語ろう!」をやりますので、ちょこっとご紹介です。今年、生誕100年を迎える日本映画が産んだ世界的大監督ですが、亡くなってもう12年。、黒澤映画をリアルタイムで知る世代がだんだん減っていくなか、彼の映画の素晴らしさと今に与えた影響の色々を、ぜひご紹介したいと思っています。とにかく、文句なく面白いから!確かに日本映画界が元気だったころの人なんですが、映画本来の迫力とドラマは時代が変わっても、見た人の心に残ります。私のベストはというと、「天国と地獄」「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」と、「影武者」、「蜘蛛巣城」あたりでしょうか。だまされたと思ってDVDでご覧下さい。彼の魅力、作品と人生観、天才伝説に迫る2時間!夏の夜、ひととき黒澤ワールドにいらっしゃいませ!(帰来)
2010年7月18日
7月25日にアルファあなぶきホールで開催される「日本喜劇映画大会」。これは必見です!特に私のような昭和映画少年には落涙もの。さらには当時を知らない今の若い映画ファンにもぜひ見てもらいたい。上映作品は「駅前旅館」。「ニッポン無責任時代」。そしい「喜劇・女は男のふるさとヨ」。いや~。、これはスゴイ3本立ですよ。高度成長時代を疾走していた日本の喜劇映画のパワーに触れて、元気を取り戻して下さい。「駅前」は名優・森繁久弥の当たり役。「ニッポン」はご存じ植木等の調子いい男の物語。「女は男の~」は新宿を舞台の人情喜劇。とにかく今の日本映画にはない活力と破天荒なエネルギーがスゴイです。とにかく見て下さい。「わかっちゃいるけどやめられない」という事です!(帰来)
2010年7月11日
「借りぐらしのアリエッティ」は泣く子も黙るスタジオジブリの新作です。でも若いお母さんとか、小学生の子供たちの話を聞いてたら、ジブリ作品の全部が「宮崎駿」作品と思ってるらしくて驚いた。しかしまぁ、無理もないですね。宮崎ブランド=ジブリ印という事なので。一応整理しときます。確かに宮崎駿監督作品は多いですが、他に5人の監督がジブリ映画を作っている事をお忘れなく。まず高畑勲監督・・・「おもひでぽろぽろ」「狸合戦ぽんぽこ」「火垂るの墓」「となりの山田くん」。近藤喜文監督は「耳をすませば」。森田宏幸監督は「猫の恩返し」。宮崎吾朗監督が「ゲド戦記」。そして今回の「アリエッティ」は光林宏昌監督。・・・という事です。どれもが素晴らしい作品ですが、監督の個性が違うように微妙に味わいも違います。ぜひ確認してみてください!(帰来)
2010年7月04日
3D映画は間違いなく今年のトレンドになりました。でも個人的にいつも思うんだが、「3Dテレビ」ってほんとにブームになるんですか???映画はSFとかファンタジィとかアニメとか3Dに合う題材があり、見たい人が、映画館に出向いて料金を払ってメガネをかけて画面に集中して立体効果を楽しむわけで、選択の余地があります。でも家庭生活に完全にとけ込んでいるテレビはどうなんでしょう。まず画面に正対してまっすぐに見る姿勢が必要らしいが、私はいつも寝っ転がって見てるんでこれでもうアウト。さらに「何かしながら」見るスタイルの多い家庭内では、たとえば食事したり家事をする時はメガネを外していて、画面を見る時にその都度メガネをかけるんですかね。めんどくさいです。そして24時間流れている番組の中で、3Dに合うのはスポーツぐらいではないかなぁ。少なくともニュースやドラマが3Dになってもねぇ・・・・。でもこれからは何が起こるかわからない。楽しみでもあり、不安でもあり・・・。(帰来)
2010年6月27日
「ザ・ウォーカー」を見ていて今更ながらデンゼル・ワシントンの圧倒的な存在感を思いました。確かに世界に1冊だけ残った「本」なんていうアイテムに対抗できるのはヤツぐらいでしょう。考えてみると刑事や捜査官役が多いというのは彼の持ち味が「正義と熱血」というイメージだからかも。「トレーニング・デイ」ではワルの警官。でもこれでアカデミー賞。リンカーン・ライムは全身が不自由な捜査官。「デジャブ」でも捜査官。「アメリカン・ギャングスター」ではギャング側だけど、警官側はとても勝てそうにない感じ・・・・。そういえば「クリムゾン・タイド」では熱さをジーン・ハックマンの艦長と争ってましたな。「ザ・ウォーカー」の悪役は、ゲーリー・オールドマン。キレぶりはさすがだが、体格的にはやっぱり勝てそうもないんだが・・・。(帰来)
2010年6月20日
何を隠そう、サッカーのW杯にまったくといっていいほど興味がない私です。すいません・・・。サッカーにも関心が薄いという・・・・。でもミーハーなんで人の話題に乗り遅れるのがイヤでテレビを見ているという状況です。しかし、サッカーを扱った映画は見てますよ!4年前のドイツ大会の時に「ゴール!」なんてのもありましたが、3部作の最後はどうなったんでしょう!?一番印象的なのは1981年、スタローン主演の「勝利への脱出」というサッカー映画。戦争中の捕虜収容所で捕虜と看守が試合をするというヤツ。神様ペレが出てて映画としては面白かったです。キーパーがスタローンで、もちろん最後は「奇跡のセーブ」をやって終わります。ぜひDVDで見てほしいですね!(帰来)
2010年6月13日
我らが加山雄三、デビュー50年!熱烈ファンの私です。なんといっても73歳ですぜ!それでいてこの若さ。若さとは何にでも挑戦しようとする熱意と、人生を楽しむ友人たちと音楽、そして心身の健康。このあいだ武道館公演をテレビで見たけど、僕のような「若大将世代」には涙ものでした。間違いなく日本のシンガーソングライターの草分けです。映画は「若大将シリーズ」をリアルタイムでぜんぶ見た私ですが、どれも面白いよ~。黒澤明「赤ひげ」とかサスペンス「弾痕」とかもいい出来です。今一度、、俳優・シンガーとしての彼を再評価しましょう!ベスト映画は「エレキの若大将」と「赤ひげ」。ベストソングは「旅人よ」と「美しいビーナス」でーす。(帰来)
2010年6月06日
6月10日で33歳になる松たか子を初めて見たのは19歳の時のテレビ「ロング・バケーション」でキムタクのピアノの生徒役。なんかあか抜けない子やなぁと思ったけど、翌年には主役、歌手デビュー。おまけに紅白歌合戦の司会とあっ!という間に大きくなりました。育ちの良さと美貌に加えて、時折見せる冷たい表情とか、厳しい眼差しが演技の幅を拡げています。「隠し剣鬼の爪」での可憐な仕草とか「HERO」のコミカル事務官を経て「ヴィヨンの妻」では驚いた。すべてを受け入れる包容力と独特の虚無感をこんなにうまく出すとは感心してしまいました。そしていよいよ「告白」!これは原作ではかなりコワいヒロインであり、絶望的な人生観を持ってる人。松たか子のあの冷たい視線が生きてくるわけです。さて、本当の彼女の素顔はどれ?(帰来)
2010年5月30日
早くも6月。梅雨が近いです。雨はキライですが、雨の映画は実に印象的なものが多くて、やっぱり70年代の作品や映画音楽に回帰していくのをおさえられんですねー。まずは「雨の訪問者」、これ、ぜったいDVDで見てほしいです。今は亡きチャールズ・ブロンソンがシブいです。音楽はフランシス・レイ。「雨のワルツ」という挿入曲がヒットチャートの上位を席巻したという時代でした。「明日に向って撃て!」の「雨にぬれても」は名曲中の名曲。私のメール着メロでもあります(笑)。日本映画なら黒澤明「七人の侍」のラストの豪雨のなかのアクションシーンが有名。最近、日本のテレビドラマとかではすぐにびしょ濡れになって抱き合うカップルも多いですが・・・・。とにかく雨の休日、私はDVDを観ます。あ、「シェルブールの雨傘」もお見逃しなく!(帰来)
2010年5月23日
香取慎吾主演「座頭市 THE LAST」が公開になりますが、若い映画ファンは座頭市オリジナルを知ってますかね?2003年の北野武版、2008年の「ICHI」は綾瀬はるか版とリメイクが相次ぎましたが、本家は今は亡き勝新太郎の大当たり役で、間違いなく60年代の映画会社、大映映画を支えた大ヒットシリーズです。26本作られたどれもが、居合い抜きの達人、市のヒーローぶりを描いて痛快なものばかりですが、どれでもいいのでまずはDVDで旧シリーズを見てもらいたいですね。時代劇の面白さはいろいろありますが、勝新太郎の殺陣は超一級!さて、香取くんはいかがかな?!(帰来)
2010年5月16日
映画と同じくテレビドラマフリークの帰来です。ドラマは1年に4作のペースで作られて、1月から3ヶ月ごとに区切られています。今は4~6月クールとなります。まず第一回目は録画してでも全部のドラマを見てます。だいたいここで「これはもう見なくていい」というのが7割ぐらいあるのが普通ですね。全部見るのは1本か2本。多くても3本ぐらいになります。個人的にはベタな恋愛ドラマはもう胸につかえます。シリアスかコメディかは別にして「お仕事系」「刑事物」が好きです。恋愛ものはよほど変化球でなくては「どこかで見たような」という既視感がでてくる訳です。で、今回のおススメドラマはいつになく豊作です。まずは「龍馬伝」!衣装、撮影、美術のプロの仕事ぶりを堪能してます。「絶対零度」は上戸彩のチャラくない演技が好感。「臨場」は内野聖陽が圧倒的。「新参者」はかなりひねった構成でワクワクする。「失踪人捜査課」も堅実な構成でいいです。ありゃ、今回は刑事ものが多いです・・・。(帰来)
2010年5月09日
今回は個人的な思い出をひとつ。実は私、運動系はまったくダメなんですが、高校時代はブラスバンド部に入っておりました!担当はホルンという金管楽器。演奏会やコンクールに頑張った日々でしたねー。で、当時から映画に夢中だった私としては、映画音楽関係の曲を演奏する時はかなり力が入ったものです。「ドクトル・ジバゴ」の「ララのテーマ」。「戦場にかける橋」の「ボギー大佐」。なかでも「サウンド・オブ・ミュージック序曲」にはハマりました。同じパートの友人と上映していた映画館に5回通って音楽を聞き込み、サントラレコードでイメージをつかみ・・・。で、クラブ全員での初めての音出し。イメージはスクリーンから流れてくるメロディー。でも実際に全員から出た音はヘロヘロでピロピロの音!思わず全員で「あまりにもヒドイ!」と大笑いしてしまいましたがな。まぁ、文化祭までにはなんとか音になりましたけど。・・・ほんとに懐かしい思い出です。(帰来)
2010年5月02日
裏シネマニアの方にも書きましたが、最近、映画音楽を聴き直しています。もちろん60~70年代の自分が青春時代であったころの音楽です。映画音楽を聴くと、見た映画のワンシーンが蘇ると同時に、その当時の自分の思い出までが還ってきます。で、映画のサントラを聞くと本編が見たくなり、DVDを見始める。ということでいつのまにか夜はしんしんと更けていくのでありました。全編が音楽で溢れているミュージカル映画は別格として私の映画音楽のベストをご紹介します。洋画では「男と女」!フランシス・レイ、最近何してるんですかね。「白い恋人たち」「個人教授」なんて音楽がなければ・・・・。邦画では「砂の器」。もはや多くは語りません。ぜひこの休みにDVDでお確かめ下さい。あー、「メロディ・フェア」「八月の濡れた砂」「雨にぬれても」「午前中の時間割」もいいですぅ・・・・キリないです・・・。(帰来)
2010年4月25日
「ゼブラーマン」、帰ってきました。「1」は5年前ですが、哀川翔の主演100本記念作品だったはず。今回は彼にスポットを当ててみました。鹿児島県出身の49才。今や日本映画に欠かすことのできない俳優となりました。最初は硬派なアウトローのイメージでしたが、最近はバラエティにも出たり、コメディでいい味を出したりと幅を拡げています。「黄泉がえり」なんか好きですねー。バラエティで語られる「アニキ伝説」も笑えますけど。で、「ゼブラーマン」。こういう役を楽しんでやりつつ、俳優として1本の映画を支えるオーラを持つというところがカッコいいです。某住宅メーカーで役所広司がやってる「ダイワマン」とか(笑)。まずは好漢・哀川翔の当たり役となりつつあるゼブラーマンを楽しんで下さい。しかし、「一世風靡」って、今やそうそうたるメンツだったんだなー。(このグループを知らない人はネットで検索!)(帰来)
2010年4月18日
ディカプリオ×スコセッシのコンビ4作目が「シャッターアイランド」です。「ギャング・オブ・ニューヨーク」、「アビエーター」、「ディパーテッド」と来ましたが、スコセッシはアカデミー監督賞も作品賞もとったのに、レオ君は不運にも縁がありません。どの作品も演技的には頑張ってると思うんだが・・・。今回の「シャッター」もなかなか面白いです。ただ、宣伝文句の通りの映画だと思っていくと肩すかしを食らいますので要注意!ちなみに映画をよく見てる人ほど早い時点でネタバレします。私は開巻30分でラストを当てました。でもスコセッシ独特の光と影の使い方、色彩と陰影の撮影の見事さ、その質感に対抗するレオ君の存在感はたいしたものです。次回作も準備中とか。次もお楽しみですねー。(帰来)
2010年4月11日
お待たせ、年に一度の「名探偵コナン」の季節がやってまいりました~!1997年に始まった劇場版も数えて14作目。もう今や国民的人気者の江戸川コナン。少年サンデーでの連載も16年目。いったい、いつになったらコナンは元の体に戻れるんでしょうか。コミックも全巻そろえている私ですが、劇場版ももちろん全部見てきました。個性的なキャラ、大人も楽しめる物語のテンポと展開。謎解きの面白さ。ちなみに私は小五郎世代なんで彼のファンです。劇場版のうち、ベスト3をご紹介しておきます。ぜひDVDでご覧下さい。(帰来)
1位「時計じかけの摩天楼」・・これは傑作です!ラストの蘭との掛け合いには泣けます。
2位「ベーカー街の亡霊」・・・設定の奇抜さは、今は亡き名脚本家・野沢尚の功績。
3位「14番目の標的」・・・小五郎がムチャクチャかっこいいのでこれは外せないです。
2010年4月04日
「のだめ」こと野田恵は上野樹里の当たり役になりました。今年24才の加古川出身の彼女をはじめて見たのは「ジョゼと虎と魚たち」で妻夫木の彼女役。とても17才には見えず、大人っぽく感じたものです。その後「チルソクの夏」にも出てましたが、なんといっても「スゥイングガールズ」です。素顔の彼女は天才肌で、天然ボケでその類のエピソードなは事欠かないらしいですが、実は、私、会った事があります!6年前「サマータイムマシンブルース」で善通寺ロケに来た時。大ブレイク寸前で瑛太と善通寺を歩いていても誰も振り向きませんでしたね。「虹の女神」も好きだけど、「出口のない海」はちょっと違和感があったのも事実。そして来年の大河ドラマでは戦国のお姫様「江の方」で主役だぜ。でも「のだめ」はホンマに面白い。日常を逸脱したキャラはこれが最高!ぜひスクリーンでラストを楽しみましょう!(帰来)
2010年3月28日
4月ですねー。新年度です。社会人なら「年度」の概念はハズせません。4月から何でも新しくなるという訳です。新入社員や新入生が目立つこの季節。4月1日はエイプリル・フール。人を傷つけない嘘ならついてもいい日。映画で思い出すのは、古いですが、ジャック・レモンとカトリーヌ・ドヌーブのラブロマンス。「幸せはパリで」です。サエない中年サラリーマンとイヤな夫に愛想を尽かせた若い人妻が駆け落ちする話。でも楽しくてファンタジックで好きな作品です。音楽はバート・バカラック。メインテーマがまたいいんだよなー。で、なんで4月1日かとううと原題が「April Fools」。四月馬鹿の人たち。つまり、こんなおとぎ話みたいな恋が現実にあるわけないという作り手の言い訳が込められてるんですなー。まずはDVDで!・・・しかし・・・発売されてるんかいな?(帰来)
2010年3月22日
「ハート・ロッカー」は爆発物処理の物語。映画では「爆弾」は大きなアイテムであり、実際にはお目にかかりたくはないシロモノである。テレビでも「ガリレオ」の最終回は爆弾処理シーンでした。映画では1974年公開「ジャガーノート」で客船に仕掛けられた爆弾を解体するリチャード・ハリスのカッコ良さを思いだしました。でも純粋なアクション映画としての爆弾は緊迫感を作りますが、「ハート・ロッカー」の爆弾は実に重い現実の投影です。「007ゴールドフィンガー」のラスト、ボンドが爆弾を止めたら時計表示が「007秒」で終わるという笑えるシーンもあります。「スピード」「新幹線大爆破」「ブローン・アウェイ」、「名探偵コナン時計仕掛けの摩天楼」・・・・数々あるな~。さて、危機一髪の時にあなたが切るコードは赤か、青か、それとも・・・・・・(帰来)。
2010年3月15日
「花のあと」の凛々しい剣士姿に立ちくらんだ帰来です(笑)。すごく現代的な雰囲気なのに、いろんな役に挑戦してたいしたものですね~。「真夏のオリオン」でも戦争中の女子学生に扮して立派な敬礼をしてました。神戸出身の23才。「セブンティーン」モデルから出てきて、テレビ版「セーラームーン」もやってたとは知らなんだ。始めて知ったのは「間宮兄弟」の奔放な女の子。「ハンサムスーツ」なんかの現実離れした役もできるのが強みでしょう。でも個人的にはテレビドラマでやってる「当たり前のラブストーリーのヒロイン」はちょっと見飽きました(汗)。とにかく口元の涼やかさと、笑顔が魅力的な人ですなぁ・・・。今年は「花のあと」に続いて、あのフランス映画の名作「死刑台のエレベーター」のリメイクに挑戦。いやー、楽しみな景子さんです。
2010年3月08日
アカデミー賞で騒いでいるうちに世は卒業シーズン。「卒業」という言葉に秘められた切ない甘酸っぱさと、未来への希望。さらには個人的に思い出の詰まった学校からの巣立ち・・・などなど。私のような年齢になってもあの「卒業の日」の思い出は今も残っています。映画でもこのテーマの作品は数多いですが、70年代映画少年からの一番のおススメはそのものズバリの題名「卒業」であります。ダスティン・ホフマン29才の時の名作です。大学を卒業しても何もする事がなく自堕落に生きる青年を通して、いろいろな人間模様が描かれます。サイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」はもはやスタンダードナンバーとなり、ラストの教会からの「花嫁略奪」ももはや映画遺産であります。この春、大学を卒業する方は一度はご覧下さい。必ず何かが心に入ってきます。(帰来)
2010年2月28日
去年の秋に「東宝特撮DVDシリーズ」というのが本屋さんで発売になりました。これはよくある毎週発売の連続シリーズで、戦艦大和とかオートバイとか蒸気機関車とかをコツコツ作っていく例のシリーズのひとつ。でも全60作品近い東宝の特撮映画が2000円で確実に手に入るというのは衝撃的に嬉しい。・・・という訳ですでに10作品を買い続けています。ゴジラ、モスラから「エスパイ」「宇宙大戦争」。はたまた「日本誕生」なんていうファンタジィ。まさに黄金期の「円谷英二」の名人芸が堪能できます。一ヶ月に2本ずつ出るんで最終は2年後になります。確かにアナログ特撮には違いないんだが、「ホンモノに見せようとする職人芸」と「つくりものであるという前提にたったリアリズムの追求」が見事に釣り合った名作群です。ぜひ一度は「東宝特撮」の醍醐味にひたって見てください!(帰来)
2010年2月22日
この間の放送で、アカデミー賞大予想やりましたんで、今週のこのコーナーは授賞式にまつわる思い出など・・・・・・。といってももちろん現地に行った事はないので、テレビ鑑賞のお話です。最近でこそWOWOWで生放送してくれますが、私が映画少年だった頃は当然そんなものはカケラもなく、翌日の朝刊にちいさーい囲み記事が載る程度。「作品賞にゴッドファーザー、マーロン・ブランドさん、受賞を拒否」なんて記事を切り取ってスクラップブックに貼りました。で、式の写真は翌月の「スクリーン」あたりにカラーで載るまで待たされたものです。でもその頃からアカデミー賞は僕のようなアメリカ映画ファンには特別のものがありました。日本の四国の片田舎からハリウッドのゴージャスナイトに夢をトバしてた訳です。今年も百花繚乱。残念ながらナマ中継そのものは仕事中なんで見られませんが、それでも数十年前を思い出すと感無量ですなぁ・・・・・・。
2010年2月15日
バンクーバーや政局の混迷にうつつを抜かしてる間に立松和平、この世を去ってしまいました。彼の訥々とした語り口が好きでしたねー。中でも彼の原作を映画化した「遠雷」はぜひDVDでこご覧いただきたい日本映画の傑作。はっきりいって小説を越えた出来です。関東近郊のトマト農家の青年を主人公に、崩壊していく都市と農村の関係、そして若い世代の悩みと日常からの暴発。跡継ぎ、夢、家族、友人の濃~い人間関係。とにかくどこを切り取っても1980年代のある地方を切り取った大傑作です!主役は永島敏行と石田えり。監督は根岸吉太郎。石田えりの全裸シーンと、彼女が泣きながら歌う「わたしの青い鳥」は必見!(帰来)
2010年2月08日
何を隠そう、冬季オリンピックオタクの帰来です。中学生のとき、グルノーブルオリンピックを白黒テレビで見て感動し、そのあとC・ルルーシュの「白い恋人たち」で涙した歴史あるオタクぶりです。札幌オリンピックでは当時の少年たちの定番だったジャネット・リンにも狂いましてファンレター出したりしたものです・・・。記録映画としては篠田正浩監督が「札幌オリンピック」という作品を撮りました。映画館に10回通いましたねー。懐かしいなー。もちろんジャネット・リンを見に・・ですけど。あれからはるか年月が流れ去って今年はバンクーバー。もう記録映画なんて作られないんだろうけど、ハイビジョン家庭で楽しめる時代になりました。さて2月12日からの16日間。時差をものともせず、頑張って応援しましょう!岡崎朋美ファンの帰来でした。
2010年1月31日
寒いです。2月です。こういう時期に真夏の映画を見るのがいいのか、真冬の映画を見るのがいいのかは意見が分かれるでしょう。で、今週は見るからに寒~い映画をご紹介しますのでぜひDVDでご覧下さい。部屋の中を暖かくして見るか、暖房をつけずに凍えながら見るかは皆さんにお任せします。まず、「八甲田山」!まさに命がけのロケだったとおり、見てる方もツララがでそうなほどです。画面も雪と闇夜と風で誰が誰やらわからない・・・・。次に「ホワイトアウト」。織田裕二頑張る。こちらは水かぶったり大変。洋画では「遊星からの物体X」のラストシーンで、暖房装置が壊れた基地で取り残された主人公の寒さが身にしみます。「デイ・アフター・トゥモロー」の追いかけてくる大寒波!もコワイねー。まぁ、高松で映画を見る時はせめて暖かくしてご覧下さいませ。(帰来)
2010年1月25日
山田洋次監督といえば、日本の大監督。78才。実は私が親しくおつきあいしている「釣りバカ」の朝原雄三監督の師匠でもあります。以前、飲み会の席で朝原監督から聞いた山田洋次の話を2つほど・・・。朝原監督の監督昇進が決まって山田洋次監督に挨拶にいったらしい。当然、喜んでくれると思ってたら「君、僕の映画の助監督は誰がやってくれるんだい!」と文句を言われて、朝原さん、ひっくり返ったとか・・・。「寅次郎の縁談」の志々島ロケの時の話。撮影が遅れて、瀬戸内海に沈む夕日と寅さんをうまく撮れない可能性が出てきて、焦った山田監督、助監督の朝原さんに、本気で「おまえ、あの夕日を止めてこい!」といわれてポカーンとしていたら、山田監督「早くみんな海に入って止めてこーい!」と怒鳴られた。で、スタッフ全員が大声あげて海に飛び込んだそうだす。もちろん止まりませんでしたけど。天才は凄いもんですね・・・・・・。
2010年1月18日
「Dr.パルナサスの鏡」、テリー・ギリアム最新作です。ギリアムというと「12モンキーズ」「ブラザーズ・グリム」あたりが有名ですが、彼の本当の実力は80年代のダークファンタジィ3部作を見てほしいです。現実と夢との残酷な結合、登場キャラの異様さ、すべてが幻想の中に浮かんでるような世界観と、時空間を自由に行き交う物語の壮大さ。そして結末の苦さ・・・。まず「バンデットQ」そして「未来世紀ブラジル」、さらには「バロン」。この3本を冬の夜長にぜひご覧下さい。私は「バロン」好きですねー。でもどれもが製作過程に大トラブルを抱えて完成したもの。今回の「パルナサス」も主演のヒース・レジャーの急死というとてつもない事が・・・・。さて、あなたはこの世界をどう見ましたか???
2010年1月11日
80年代、日本映画に大ブームを興した角川映画。その作品群を支えたのが「角川三人娘」。まず、最初にデビューしたのが今週番組でとりあげる薬師丸ひろ子。そして、彼女の妹分募集大オーディションが行われました。もちろん、映画で育てていく正統派映画女優アイドルの発掘です。ここで優勝したのが当時16歳の渡辺典子。可愛かったよ~。「晴れ、ときどき殺人」「積木くずし」で女優として開眼、今も脇役でちょこちょこ出てますが、今ひとつ人気が続かなかったのは、映画だけに特化させすぎたからではないかと私は思ってます。そして特別賞をとったのが、原田知世!!私のオッカケはここから始まりました。42歳の今も透明感と純粋性を残したままで「さよならCOLOR」「紙屋悦子の青春」などという傑作にも出てるという息の長さ。角川春樹、あんたはエライ!これはまた別の特集で・・・・。(帰来)
2010年1月02日
すでに本編でもお知らせしましたが、1月9、10日の2日間、宇多津で「昭和カルチャーボックス」と名付けたトークショーが開かれます。文字通り、昭和のサブカルチャーを振り返る訳ですが、若い世代の人にも楽しめるよう工夫してるんでぜひお越し下さい。9日は「昭和の少年マンガ」がテーマです。講師は私の友人で岡輝人君。知る人ぞ知る「007を直島に!」の仕掛け人。手塚治虫や藤子不二雄、石森章太郎の世界が蘇ります。そして10日は不肖、私、帰来雅基が「昭和の日本映画シリーズ」を語ります。かつて元気だった昭和時代、日本映画に出現したヒーロー、ヒロインを秘蔵写真で振り返ります。若大将、寅さん、高倉健、仁義なき戦い、吉永小百合、座頭市・・・・。いやー、離す方も楽しみになってます。ぜひ宇多津でお会いしましょう!(帰来)
2009年12月28日
いつも年が改まるたびに「生誕○○年」とか「没後○○年」、はたまた「公開○年記念」なんてのがいろいろと出てきます。しかし、ローカルの悲しさ。こういう企画は大体が首都圏で特別上映されるわけでして、ほとんど恩恵にあずかる事はできません。2010年最大のモノは、「黒澤明生誕100年」ではないですかね。「ジョン・レノン没後30年」とか「日米安保50年」というのもありますが・・・・。最近はDVDのスペシャルバージョンが発売されていて、かなり高画質で特典映像満載のものがあります。黒澤明の名前はもう映画ファンなら知らない人はいないでしょうが、やはり彼の名作群はスクリーンで見たいですね。ワーナーマイカルさんあたりが県下にある23スクリーンのうち、ひとつでいいから「名画座」扱いにしてくれたらなぁ・・・。(帰来)
2009年12月21日
今年の映画関係の一番の思い出というと、やっぱり日本映画が元気だったという事ですかね。「ドロップ」「ルーキーズ」「ごくせん」といったヤンチャ映画の大ヒットにも驚きましたが。間違いなく今年は洋画の興行記録を邦画が上回ってるはず。でも個人的にはその割に心の奥に残る日本映画が少なかったような気も・・・。洋画では今年はクリント・イーストウッドの2本が最高!「グラン・トリノ」と「チェンジリング」を立て続けに公開するという80才の力業に脱帽。日本映画も「沈まぬ太陽」という大作が無事に公開できましたが。とにかく!今年もたくさんの映画に出会えました。来年も観るぞ~っ!(帰来)
2009年12月14日
若い「釣りバカ」ファンにトリビアをふたつ・・・・・。まず第一作のファーストシーンは高松は女木島のシーンという事を知ってましたか?ハマちゃんは女木島に住んで高松市内の「鈴木建設高松支店」に勤務してたんだよ~!実はこれ、当時、山田洋次監督の助監督だった朝原監督が、プロットを考えた時に自分の故郷だったらよく知ってるからと設定したもの。で、最後はまた瀬戸大橋を渡って高松に帰っていくハマちゃんの笑顔で終わる。だから2作目の頭は女木島から・・・と思ったら、いつのまにかハマちゃんは隅田川に家がある!実は、1作目がヒットすると思わなかった松竹が適当に考えて終わらせたところ、急遽シリーズにする事になってしまい、仕方なく東京から再スタートさせたという苦肉の策。あと、現実の社会でゼネコン汚職が噴出した時は、さすがに映画では扱えず、かといってどうする・・・と悩んだあげく、1本だけ現実逃避した作品ができました。1998年の「花のお江戸の釣りバカ日誌」がそれ。幕末の庄内藩が舞台。酒井法子も出てました・・・。とにかく!大団円のカーテンコールはお見逃しなく!
2009年12月07日
「のり弁」の小西真奈美、31才になりました。透明感と若干の不思議感覚溢れる存在感は、恋愛映画のヒロインから、「ココリコミラクルタイプ」のバラエティ系、コメディまで違和感なく見られます。それもそのはずで、実はつかこうへいの秘蔵っ子という演技派。スタイルもいいし、顔がちっちゃくてまさに10頭身。「グビナマ」のCMもよかったです。(まぁ、壇れいの若妻には負けるけど)。「天使の卵」では王道の恋愛ヒロインという事でしたが、実は!かくいう私、会った事があるんです!!今を去る3年半前、場所は丸亀の某小学校。そう!「UDON」のロケ見学でした。この時の「こにたん」は、主演女優!。共演していた高畑淳子さんや、木場勝巳さんと待ち時間に話していたら、こにたんがやってきた!木場さんが紹介してくれると「あ、こんにちは」と言ってくれました。(当たり前ですが)。手足が長くて顔が小さい事に驚いた私でした。以後、ますますファンになった訳です。またお会いしたいですー。
(帰来)
2009年12月01日
さぬき映画祭2009、無事に終了いたしました。たくさんのゲストや作品、関連イベントにも恵まれ、かなり全国的にも定着してきた感があります。とにかく、「さぬきをイメージする映像作品コンテスト」は今や全国のクリエーターたちの狙い目となってるようです。この間、本広克行監督とお話した時に「賞金200万円は魅力ですよ」との事。今年も集まった候補作5本を見ました。毎年候補作を見ている僕ですが、間違いなく段々とレベルが上がってきています。もう趣味で撮るとか、コツコツと撮るというレベルではなく、本格的な機材や準備をした堂々たる作品が増えてきたように思います。今年の作品でいうと「グラキン★クイーン」「Give and Go」が印象に残りました。「Give」は「シネマニア」にも来ていただいた森英人監督の力作。主演の橋本愛ちゃんの「眼ヂカラ」は特筆もの。大ブレイクの予感十分です!「グラキン」は個人的に大好きな1本。いやー、映画祭は続けてこそ意味がある。来年も楽しみです!
(帰来)
2009年12月01日
さぬき映画祭2009、無事に終了いたしました。たくさんのゲストや作品、関連イベントにも恵まれ、かなり全国的にも定着してきた感があります。とにかく、「さぬきをイメージする映像作品コンテスト」は今や全国のクリエーターたちの狙い目となってるようです。この間、本広克行監督とお話した時に「賞金200万円は魅力ですよ」との事。今年も集まった候補作5本を見ました。毎年候補作を見ている僕ですが、間違いなく段々とレベルが上がってきています。もう趣味で撮るとか、コツコツと撮るというレベルではなく、本格的な機材や準備をした堂々たる作品が増えてきたように思います。今年の作品でいうと「グラキン★クイーン」「Give and Go」が印象に残りました。「Give」は「シネマニア」にも来ていただいた森英人監督の力作。主演の橋本愛ちゃんの「眼ヂカラ」は特筆もの。大ブレイクの予感十分です!「グラキン」は個人的に大好きな1本。いやー、映画祭は続けてこそ意味がある。来年も楽しみです!
FM香川「勝手にシネマニア」係
MAIL : cinema@fmkagawa.co.jp FAX : 087-837-7870
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